記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/6/8
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
「ずっとニキビに悩まされている」「なかなかニキビが治らない」
10代から30代にかけて多くの人がニキビに悩まされます。年齢が上がると改善していく傾向にありますが、今あるニキビは何とか治療したいものです。
この記事ではニキビの原因とその治療に関してご紹介しています。
ニキビはなぜできるのでしょうか。ここではニキビができるメカニズムと主な原因についてご紹介していきます。
ニキビは肌の毛穴が脂やほこりなどによってふさがってしまうことで発生します。脂が毛穴に溜まり皮膚の表面に白い塊となってあらわれると白ニキビと呼ばれ、油脂が空気に触れ黒くなると黒ニキビと呼ばれます。詰まった毛穴の中でバクテリアが増殖すると、炎症を起こすこともあります。
・ホルモンの変化
思春期の子供や、生理中、妊娠中の女性、避妊薬の使用などでホルモンバランスが変化したとき。
・オイル性の化粧品の使用
・スポーツヘルメットや帽子、リュックサックなどの圧迫や肌への摩擦
思春期にできたニキビに関しては多くの人は30代になると消える傾向にあります。
ニキビの治療には自分でできる治療と病院での医師による治療があります。
自分でできるニキビの治療法・予防法をご紹介していきます。
・低刺激で保湿成分を含む石鹸を使用する。
・オイルフリーもしくは油分の少ない基礎化粧品やコスメに切り替える
・メイクなどの洗い残しがないようにしっかり洗顔する(激しい運動を行い汗をかいた後も洗顔する)
・スクラブ系の洗顔料の使用を控える
・市販のニキビ治療薬(塗り薬など)を使用する
・髪が顔にかかるのを防ぐために、髪をとかすか、後ろで束ねる
・二キビをつぶしたり、ひっかいたり、つまんだりしない。
・タイトな帽子やヘアバンドの使用を控える
・手や指で顔を触らない
・メイクを必ず落としてから寝る
ニキビがひどい場合は医師に相談してみるのもいいかもしれません。特に市販の塗り薬を塗り続けても効果がなかったときや、ニキビが大量にできてしまったときなどです。重度のニキビを放置しておくと傷が残ってしまうこともあります。
医師は症状に関するアドバイスをしてくれ、抗生物質の飲み薬や塗り薬などを処方してくれます。また、レーザー治療やケミカルピーリングでニキビを直接治療してくれるところもあります。
避妊薬を使用している人はそのことも同時に伝える必要があるでしょう。避妊薬の使用がニキビを悪化させている可能性もあります。
若い世代を中心に多くの人がニキビに悩まされますが、なかなか治らない場合や症状がひどい場合は医師の診察を受けてみると良いでしょう。個人個人にあった治療と薬の処方をしてくれます。また、上記のようにニキビを予防するセルフケアを普段から行うと良いでしょう。この記事をニキビケアの参考にしてみてください。