記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/6/26 記事改定日: 2019/8/19
記事改定回数:1回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
ギプス生活を過ごしている期間中には、いくつかの注意点があります。
今回はギプスをつけている間に気をつけることを紹介していきますので、症状を悪化させないためにもきちんと覚えておきましょう。
折れた骨や裂傷した靭帯の治癒補助のためにギプスが使用されます。 ギプスは怪我をした部位が動かないようにすることで、骨折した箇所や傷めた箇所の再負傷を防ぎ、回復を早めてくれます。
ギプス着用の必要がある期間は、負った怪我の種類とその重症度によって異なります。医師は、ギプスがきつ過ぎないこと、そして怪我が治癒し始めていることを確かめるために、着用1〜3日後にギプスをチェックする場合があります。
とくに足のギプスをして最初の数日間は腫れを防ぐために、寝ているときに足を心臓の高さより上に上げるように指示されることがありますので、その際は医師の指示に必ずしたがうようにしてください。
日中も寝ている必要があるときは、床ずれ防止のためにこまめに体勢を変えるようにしましょう。
もし
ときは、腫れがひどくなっている可能性があるので、担当医に相談しましょう。
また、ギプスの端の皮膚に、水ぶくれやその他の炎症が起こっているときも、変なニオイがするときも、すぐに医師に連絡してください。
ギプスを付けたままでも入浴することは可能です。ただし、ギプスは濡れると柔らかくなってしまうタイプのものもあり、水がギプスと皮膚の間に入り込んでしまうとかぶれや炎症を引き起こすこともあるため注意しましょう。
入浴するときは、ギプスが濡れないように全体をビニール袋やガムテープなどでしっかり覆うようにしてください。上手くできない場合は、入浴時用のギプスカバーも販売されていますので利用してみるのも一つの方法です。
また、万が一ギプスが濡れた場合はドライヤーなどですぐに乾かし、内部に入り込んだ水が抜けない時はできるだけ早く病院に相談するようにしましょう。
ギプスをつけているときに大切なのは、ギプスの破損や異常、患部の異常がないかを毎日チェックすることです。
のを気づいたときは、すぐに医師に相談しましょう。
また、お風呂でギプスを濡らしてしまうトラブルも少なくないのので、お風呂での対策は万全にするようにしてください。