ダイエット成功に運動が欠かせない理由は? どうすれば続けられる?
2017/8/1 記事改定日: 2018/2/26
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ダイエットを成功させるためには、食生活の改善と運動が欠かせません。この記事では、ダイエットで運動が必要な理由とともに、おすすめの運動や、運動を続けるコツについて解説します。
ダイエットで運動が欠かせないのはどうして?
運動は肥満の予防やダイエットに大きな効果を発揮します。様々なダイエット方法がありますが、効率良く体重を減らす上で運動は欠かせません。以下に運動がダイエットに欠かせない理由をご紹介します。
エネルギーを燃焼する
運動すると、体内に蓄えられたエネルギーを消費するため、体重維持や健康状態の改善に役立ちます。
筋肉を増やせる
ダンベルを始めとする、スポーツジムにある器具を使って筋トレをすると、筋肉を増やすことができます。筋肉は脂肪組織よりもエネルギーに変える能力が高いため、筋トレなどで筋肉量が増えると、使われるエネルギー量も増やすことができます。したがって、筋肉を増やすと減量しやすくなるのです。
安静時代謝(RMR)を上げる
運動は神経系の中の交感神経を刺激するので、安静時代謝(RMR)を上昇させます。安静時代謝とは、安静状態で体が生理的プロセス(呼吸、鼓動、消化)に必要とするエネルギー量のことです。運動によって安静時代謝が高くなると、安静にしているときでもエネルギーをたくさん消費するようになるため、体重が減りやすくなります。
健康状態が良くなり、思考が前向きになる
運動すると意志力の強化にもつながるため、運動しない場合よりもダイエットが続きやすいと言われています。また、運動をするとポジティブになりやすいため、うつ病の予防効果も期待できます。
“見た目”の数値を減らすことができる
運動すると、体重は減っていなくてもウエストや太ももなどのサイズを細くすることができます。筋組織は脂肪組織よりも重いため、激しい運動をしている人ほど「体重が減らない」ということが起こりがちですが、実際にウエストや太もものサイズを測ってみると、ダイエットの成果を感じることができるはずです。
どのくらい運動すればいいの?
これまでほとんど運動してこなかった人は、最初は5~10分くらいの簡単な運動から始め、少しずつ運動量を増やしていくのがおすすめです。運動を始めてから最初の1~2週間は、無理をしないようにしましょう。
運動に慣れてきたら、今度は運動の強度を上げていきます。たとえば、ジョギングなどの有酸素運動に取り組む場合、週ごとに走る時間や距離を10パーセントずつ増やしていくと、徐々に負荷をかけていくことができます。
ちなみに、研究によると、肥満の人は痩せている人に比べて運動時に燃焼する体脂肪の量が多いことが明らかになっています。特にサイクリングやジョギング、ペースが早めのウォーキングなどの有酸素運動を行うと、ダイエット効果が表れやすいと言われています。
おすすめの運動は?
有酸素運動と筋トレに取り組むのがおすすめです。有酸素運動として、ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳、ダンスなどがあります。また、子供と一緒に真剣に遊ぶのも十分な運動になります。運動を終えたらストレッチをして、しっかり体をほぐしましょう。ストレッチをすると、体の柔軟性を保つだけでなく、けがを予防してくれます。
また、筋トレは週2~3回行い、適度な筋肉量を維持しましょう。
運動を続けるコツは?
ダイエットを成功させるために運動がよいことはわかったものの、「運動=つらい、きつい」というイメージが先に立って、続けられるか不安になるかもしれません。こうした不安を乗り越えるためにはどうすればよいでしょうか。
仲間を見つけよう
周囲にダイエットをしている人がいないかを探してみましょう。1人でダイエットを続けるのはつらいものですが、似たような目標を持つ人がいるとダイエットに成功する確率が高くなります。仲間がいれば、挫折しそうになっても支えてもらえたり、励ましてもらえたりします。ジムに通ってダイエット仲間を見つけるのもおすすめです。
ご褒美を用意しておく
ダイエット中はストレスが溜まりやすいので、モチベーションの維持も難しいものです。そこでおすすめの方法が、食べ物以外のご褒美を用意しておくことです。ダイエットは長期戦ですから、小さな目標をいくつか用意し、それをクリアーするごとに自分にご褒美(ヘッドスパでリフレッシュする、今の体型に合う洋服を買うなど)をあげましょう。
体重が減らなくても焦らない
ダイエットが挫折しやすいのは停滞期(順調に減っていた体重が、あるときを境に減らなくなってしまう期間)です。停滞期に突入すると、「自分のダイエット方法は間違っていたのでは?」と不安になってしまいがちです。でも、停滞期はダイエットに取り組む人なら誰にでも訪れますから、いまは、ダイエットを続けている自分を褒めてあげてください。
停滞期に入ったら、いつもと違うことを試してみたり、現在の食生活を正直に振り返ったりしてみるのもおすすめです。少し調整すれば、また体重が減っていくはずです。
おわりに:ダイエットするなら、運動にもしっかり取り組もう
運動からの身体的なアプローチによってダイエットの結果が出やすくなります。また、運動は精神的にも良い影響をもたらしてくれるので、ダイエットへのモチベーションを高めることにもつながるでしょう。食事制限に重点を置くダイエットを行う場合にも、運動を組み合わせて効率よく体重を減らし、健康的な体を手に入れましょう。