記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2025/8/6
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
便秘の多くは体質・生活習慣などが原因の「心配がない」ものです。しかし、なかには、病気などが原因の「病院への受診がすすめられる便秘」もあります。この記事では、便秘の原因と病院の受診がすすめられる便秘の特徴について解説していきます。
便秘は、おもに以下が原因で引き起こされます。
上記が原因の便秘のように、特定の病気が原因でない便秘であれば、以下の対策で緩和する可能性があります。
制酸薬・血圧降下薬・鎮痛薬・抗うつ薬・鉄のサプリメント・抗てんかん薬など、特定の薬を服用していると、便秘になる可能性があります。処方薬の変更には医師に許可が必要になるため、自己判断で変更・中止などはせず、必ず医師に相談しましょう。
病気が原因で起こっている便秘は、専門的な治療が必要になるものもあります。とくに、以下の病気が原因の便秘に関しては、早期の治療が必要になる可能性があるため注意が必要です。
なお、食生活や運動習慣などを改善しても便秘が続く場合は、何らかの病気が原因になっている可能性があります。早めに病院を受診しましょう。また、病気が原因でない場合でも、慢性的な便秘や下剤・浣腸などを頻回に使用しなければならないような便秘は、治療が必要になる場合があるため早めに受診することをおすすめします。一般的に、便秘に伴い強い腹痛・お腹の張り・吐き気などの症状があるとき、自然な排便が定期的にない状態が1か月以上続いているときなどは、早めの受診が必要といわれています。
生活習慣・食習慣などの見直しで緩和する「深刻な問題がなく、心配のない便秘」であることが多いですが、慢性的な便秘や何らかの強い症状を伴う便秘は、病気が原因で起こっている可能性があります。このような便秘があるときは、早めに病院を受診しましょう。また、病気が原因ではない便秘の中にも、専門的な治療が必要になるものあります。解決しない便秘やツライ症状を伴う便秘がある場合は、早めに医師に相談するようにしてください。
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