記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/8/28 記事改定日: 2020/3/10
記事改定回数:2回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
記事監修医師
前田 裕斗 先生
産婦人科の医師や先輩ママから「臨月にも運動したほうが良い」というアドバイスをされた方もいると思いますが、それは本当でしょうか。この記事では、臨月におすすめの運動や運動するときの注意点について説明していきます。
臨月に入るころには、いつ生まれてもいいくらいに赤ちゃんは成長しています。
大きなお腹を抱えながらの運動は億劫でしょうし、運動の刺激が赤ちゃんにとって良いものかどうか不安を感じている妊婦さんもいるかもしれませんね。
結論から言えば、臨月に適度な運動をすることは、ママにも赤ちゃんにも良い効果を与えるとされていて、適度な運動であれば体重増加の解消にもなり、お産に向けての体力作りにもなるでしょう。
むしろ、行動を控えめにしすぎていると体が出産モードに切り替わらず、予定日を過ぎてもなかなかお産が始まらないということもあるようです。
スムーズなお産のためには、歩くなどして体力をつけておくことをおすすめします。・
ちなみに、以下のような「いつもの家事」も運動に入ります。
大きなお腹で外出するのは億劫で難しいという人は、毎日の家事をしっかりと続けることを心がけましょう。
ただし、階段でつまずいたり、すべって転倒しないよう十分に注意してください。
臨月を迎えたら、いつ赤ちゃんが生まれてもよい状態です。出産やその後の育児に向けて体力を養い、スムーズな陣痛を促すためにも適度な運動をするようにしましょう。
適度な運動量は妊婦さん一人ひとりの体力によっても異なりますが、少し息が上がる程度の運動量が最適です。あまりにも過度な運動は体力を消耗しすぎることになりますので控えましょう。
ウォーキングや階段の上り下りなどを一日30分程度、無理のない範囲で行うことをおすすめします。
また、スクワットなど足や骨盤周りを鍛える運動やストレッチなども安産に効果的とされていますので、外出するのが困難な日は自宅の中でこれらの運動を取り入れていきましょう。
前駆陣痛は陣痛が始まる準備段階です。前駆陣痛が繰り返し起こると心配になって安静しようとする人もいるかもしれませんが、運動をすることでスムーズに本陣痛につながりやすくなるともいわれています。
お腹の張りがあったとしても痛みなどがなければ上でご紹介したような運動や散歩をしても問題ありません。
ただし、前駆陣痛がそのまま本陣痛に移行したり、破水が生じたりすることもありますので、自宅外で運動するときはあまり遠くまで行かないようにしましょう。
臨月期の運動は母体にもお腹の赤ちゃんにも良い影響を与えてくれます。ウォーキングや散歩だけでなく、いつもの家事も運動に含まれますので、外出がおっくうなときは、しっかり家事仕事をしてもいいでしょう。ただし、やり過ぎは体にもよくありません。転倒に気をつけながら、無理のない範囲で取り組んでみてください。