記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/7/29
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
前回の記事では、ストレスへの対処法として笑顔でいることの効果を示した実験についてまとめました。今回の記事では、そのほかにオススメするストレス対処法を紹介します。ぜひ試してみましょう。
人間関係などでストレスが溜まっているときは、さまざまなことが上手くいかなくなります。授業に集中しにくくなったり、大親友とけんかになってしまったり、ひどい場合には病気にかかるかもしれません。
ここではリラックスするためにオススメの方法を紹介します。ストレスを溜めこんでしまった自分から抜け出しましょう。
ヨガをしている人は強さ、集中力、自信にみなぎっています。
「カフェテリアでつまずいてしまった昨日」や「数学のテストが待っている明日」を意識して過ごすのではなく、「その瞬間」を生きることができます。
下向きの犬ポーズ、猿王のポーズ、ラクダのポーズなどのように、ヨガのポーズの名前はかわいい動物のものが多いです。
ヨガのDVDを入手するか、「子供のためのヨガ」で検索しましょう。また、ヨガは呼吸法が大事ですので、呼吸に注意しながら行ってください。ストレスを忘れ、落ち着くことができるようになるでしょう。
精神的な病の治療法として、カラーセラピー(色のついたレンズや光を用いた治療法)があります。
目で見ている世界が感情に影響を与えるという考えをもとに行われる治療です。
青は落ち着かせる効果、ピンクは陽気にする効果、黄色は元気づける効果があるとされます。服の選び方や部屋を飾り付けなど、自分の周りに幸せな色を配置しているかどうかは感情に影響すると考えられています。
家事育児の合間に、心を落ち着かせるために、瞑想してみましょう。瞑想は、目を閉じて、深呼吸して、1つの単語を繰り返し心の中でつぶやくだけの数分間でできる簡単な動作です(このとき選ぶ単語は「幸せ」のようにプラスイメージのある単語にし、目的を達成できないような単語は選ばないようにしましょう)。
または、床に寝転がり、クラシック音楽かネイチャーサウンドをかけ、考えられるもっともきれいな場所のなかにいる自分を想像しましょう。
季節の変わり目、特に日が短くなったことに、もの寂しさを感じる敏感な人がいます。もしあなたがこのタイプなら、生活の中でもっと光を浴びる必要があるかもしれません。学校まで歩く、自転車に乗るなど、外で過ごす時間をできる限り多くしましょう。
また、インドア・アウトドアに限らず有酸素運動はストレス解消の効果があると証明されています。
脳内でよい反応を引き起こす香りがあるのを知っていますか? アロマテラピーを試してみましょう。
ラベンダー、シナモン、イランイランのような香りを嗅げば、リラックス効果もありますし、快眠することができるはずです。
逆に、グレープフルーツやペパーミントのような香りは目を覚まさせる効果があります。エッセンシャルオイルは高いので、香りつきのキャンドルや入浴剤を購入しましょう。あるいは、カモミールティーを寝る前に飲めば、ゆっくり眠ることができるでしょう。
ストレス対処法をご紹介しました。一つひとつ試しながら、自分に合ったストレス対処法を見つけましょう。ストレスから解放され、生き生きとした毎日が送れるでしょう。