記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2026/4/8
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
免疫とは文字通り「病気を免れる」ことを意味し、免疫機能とは病気から体を守る機能のこと指します。免疫機能が働くことには様々なことが影響しているため、機能低下が起こる原因も複数あります。この記事では、免疫機能はどのような仕組みで働いて体を守っているのかについて、免疫低下の原因もあわせて解説していきます。
免疫機能は、体外から侵入してくる異物(細菌・ウィルスなど)や体内の異常な細胞(がん細胞など)を攻撃して排除することで、私たちの体を守っています。免疫機能が維持されていると、風邪・インフルエンザなどの感染症にかかりにくく、生活習慣病・がんなどの病気を予防しやすくなるといわれています。免疫機能が低下すると、感染症にかかりやすくなったり、アレルギー症状が現れやすくなったりします。また、免疫機能が正常に機能しなくなると、正常な組織が破壊され、心身に不調をきたすこともあります。
免疫機能は、血液中に存在する免疫細胞により司られています。体内に細菌・ウイルスなどの病原体が侵入すると、免疫細胞の一種がそれを感知し、病原体を攻撃する抗体が産生されます。抗体に攻撃された病原体は病原性が低下するため、体に及ぼす悪影響を抑えることができます。また、免疫細胞の中には、抗体を産生せずに細胞そのものが異物を貪食する働きを持つものもあります。このような免疫細胞は、体内に侵入した病原体だけでなく、がん細胞なども攻撃する作用があります。なお、のど・鼻の粘膜には線毛という体内に侵入した異物を排出する構造があり、この線毛も免疫機能の維持に役立っています。
免疫機能には自律神経が関係しており、免疫細胞と様々な免疫物質とがバランスをとりながら、自己と非自己(異物)を認識し、適切な攻撃を開始・終了しています。以下が原因で、これらの機能が低下したり、バランスが乱れたりすると、様々な問題が起こるようになります。
免疫機能を保つためには、以下を心がけることをおすすめします。
免疫は、自然免疫と獲得免疫の2段構えで体を病気から守っています。免疫機能を保つためには、栄養バランスや自律神経のバランスを保てるように食生活・運動習慣・生活習慣を見直すことが役立ちます。また、ストレスは免疫機能の低下だけでなく、様々な不調・病気の原因になることがあります。心身ともに健康的な生活を送ることができるように、毎日の生活の過ごし方を見直してみてください。