記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/9/14
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
エゾウコギは、活発で激しい活動の間に作業能力を高める可能性がある、アダプトゲン(適応促進薬)およびハーブです。抗ストレスと潜在的な免疫増強効果もあります。
エゾウコギ(Eleutherococcus senticosus)は一般的にシベリア人参として知られており、伝統的な医学で疲労と戦うために使用される薬草です。エレウトロとも呼ばれます。
エゾウコギによって高強度運動中に身体的能力が高められることをいくつかの研究が示唆しています。しかし残念ながら、この効果はあまり信頼できません。エゾウコギの最も有望な結果を示した研究には実験方法上にいくつかの誤りが含まれていたためです。エゾウコギのエルゴジェニック効果(心身の機能を高める効果)を確認するためにはさらなる研究が必要です。
動物実験では、エゾウコギの補給は、認知機能においてさまざまな保護効果をもたらすことができ、脳を害から守ることが出来るということを示唆しています。これらの効果を確認するためには、さらなる研究が必要です。
エゾウコギの摂取用量は、2-4gの範囲かそれ以上が伝統的に推奨されていますが、その標準用量は300~1,200mgです。
エゾウコギの最も一般的な摂取形態は根および茎抽出物ですが、葉抽出物も同様に使用されています。