記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/9/19
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
ビタミンCは抗酸化性の必須ビタミンです。風邪を撃退するためによく使われます。
ビタミンC、すなわちアスコルビン酸は、水溶性のビタミンです。抗酸化作用、高い安全性、そして低価格のために非常に人気のサプリメントです。
ビタミンCは、風邪の症状を軽減するために使われることが多いです。
しかしながら、ビタミンCは健康な人においては風邪の頻度を減らすことはできません。一方で、激しく運動するアスリートはビタミンCを摂取することで風邪になるリスクを半分にまで減らすことを期待することができます。ビタミンCを毎日予防のために摂取していたり、風邪を引き始めた時に摂取すると、それによってどんな人でも風邪の持続期間を8~14%まで減らすことができます。ビタミンCをより多く摂取すること(1日5~10g)はより効果的であると言われていますが、この主張の正確性を決定するためには、更なる研究が必要です。
ビタミンCは神経やうつ症状に対して働いたり、コルチゾールを調節できるようになります。ビタミンCは神経保護作用をもたらし、血液に良い効果を及ぼします。精巣を酸化ストレスから保護することによって、ビタミンCはテストステロン値を保つこともできます。
トレオン酸(代謝物質)
ビタミンCの1日に摂取すべき量は100~200mgです。食事を通して簡単にこの量を摂取することができるので、サプリメントは通常必要ありません。さらに多くの量のビタミンC(最大で2,000mg)を摂取することによって、免疫系を支えたり(アスリート向け)、風邪の持続期間を減らすことができます。
ビタミンCに関する研究のほとんどは、1日1度の摂取によって行われています。1日5回、合計で2,000 mgを摂取することが、風邪の症状を軽減するためには最適であるという主張もありますが、これに関しては十分な研究がなされておらず、より多くの証拠が必要です。