記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/4/19 記事改定日: 2019/7/5
記事改定回数:1回
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MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
糖尿病の改善や予防にはダイエットが重要と言われますが、なぜダイエットをすると糖尿病が改善するのでしょうか?両者の関連性や、ダイエットにおすすめの食事のレシピなどをご紹介します。
糖尿病の発症原因は多々ありますが、皮下脂肪の蓄積によって血糖値を下げるインスリンの作用が低下することが様々な研究によって明らかになっており、「肥満」は糖尿病の大きな発症リスクと考えられています。
このため、ダイエットによる肥満の予防は糖尿病の予防にもつながるといえるでしょう。また、万が一糖尿病を発症した場合でも初期の段階で発見しダイエットを始められれば、インスリンの働きがもとの状態に戻り、糖尿病を改善できることがあります。
糖尿病患者におすすめのダイエットレシピをいくつかご紹介します。
こんにゃくの両面の切れ目を入れ、およそ5等分にします。いんげんは茹でておき、パプリカと一緒に切っておき、大根はおろしておきましょう。
その後フライパンに油をしき、こんにゃくに焼き目が着くまで焼き、パプリカを入れます。パプリカに火が通ったらこんにゃくと一緒に塩胡椒を振り、大根おろしといんげんを添えて完成です。
味付けは醤油やドレッシングなど、お好みのものを少量かけてください。
味噌と酒を混ぜ、生姜をみじん切りにします。
フライパンを中火に熱したら鶏ひき肉を炒め、火が通ってパラパラにほぐれたら生姜を加えます。
その後味噌と酒を追加し、混ぜながら汁気がなくなるまで炒めたら完成です。
糖尿病のダイエットでは、食事の際に以下のことを心がけるようにしてください。
運動はダイエットにもつながり、糖尿病による高血糖状態を改善する効果が期待できます。また、運動は糖尿病を改善させるだけでなく、高血圧や高脂血症など糖尿病に罹患している人が併発しやすい生活習慣病の改善にもつながり、将来的な動脈硬化リスクの低減も可能です。動脈硬化のリスクを下げることができれば、網膜症や腎症、神経障害などの恐ろしい糖尿病合併症の発症を抑えることも期待できます。
運動をするときには、筋肉へのブドウ糖の取り込みを促すよう適度に全身の筋肉を使うような有酸素運動がおすすめです。姿勢を正してのウォーキングや水泳、ジョギングなどを筋肉痛にならない程度の無理のない範囲で続けていきましょう。
ただし、糖尿病の状態によっては運動が網膜症や腎症を悪化させることがあるので、医師から運動制限の指示がなされることもあります。このような場合には、自己判断で運動をせずに医師の指示に従うようにしましょう。
減量し脂肪が減ることで、血糖コントロールが安定し、糖尿病は改善しやすくなります。ただし、急激なダイエットはリバウンドしやすいですし、健康リスクを高める可能性があります。ダイエットでの食事の見直しや運動は、長期に行うように計画しましょう。