記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/4/22
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
高血圧になったら避けたほうが良い食材がある一方で、高血圧の予防・改善に効果がある食べ物もあります。どのような食材にどのような効果があるのかを、この記事でお伝えします。
血圧を低下させる成分が含まれている野菜は複数ありますが、今回はその中でも馴染みのあって手に入りやすい野菜を5つ紹介します。それぞれの野菜の高血圧予防効果を以下で確認しましょう。
ブロッコリーには血管の老化を防ぐ抗酸化作用を持つビタミンCが豊富に含まれています。そのため、動脈硬化を起こりにくくし、動脈硬化による血圧の上昇を防いでくれます。また、余分な塩分を排出してくれるカリウムが含まれているのもポイントです。
トマトはカリウムが豊富なため、余分な塩分の排出を促してくれます。また、トマトの赤い色素成分であるリコピンには非常に高い抗酸化作用があるため、動脈硬化を防いで血圧を下げてくれます。
らっきょうには血液をサラサラにする硫化アリルと言う成分が豊富に含まれています。この硫化アリルが血液をサラサラにして血圧を下げてくれるのです。
タマネギにもらっきょうと同様に血液をサラサラにする硫化アリルが含まれているので、血圧が下がりやすくなります。
ピーマンはビタミンCやビタミンEを多く含んでいます。ビタミンEはビタミンC以上に高い抗酸化作用を持っているので、血管を若々しく保って血圧の上昇を防いでくれます。
野菜の他にも高血圧の改善・予防に効果的といわれる食材はあります。代表的な食材を、血圧を下げる働きのある代表的な成分である〈カリウム、カルシウム、マグネシウム〉別にまとめました。
・パイナップル、バナナ
・インゲン豆
・きくらげ、かんぴょうなど
・牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品
・大豆、ピーナッツなど
・わかめ、ゴマ
・玄米など
お酢には血圧を下げる効果があるといわれています。なお、一度に多量を摂取するよりも毎日少しずつ摂取したほうが、血圧の改善には効果があることがわかってきています。
野菜以外にも果物や乳製品、お酢など、高血圧の予防・改善に効果的といわれる食材はたくさんあります。毎日の生活で高血圧を防ぎたいという方はぜひ、今回紹介した食材を参考にしてみてください。