記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/5/2
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
慢性的な耳鳴りを処方薬で治療している方も多いですが、その耳鳴りの薬でどんな副作用が起こる可能性があるのでしょうか。また、逆に薬が原因で耳鳴りを発症することもあるのでしょうか。
耳鳴りの治療薬のうち、いくつかは副作用を起こす可能性があります。
プレドニン®などのステロイド薬には、主に以下の副作用があります。
ストミンA®配合錠は内耳の細胞の機能を改善し、血流をよくする効果がありますが、その反面、眠気や頭痛などの神経系の症状や、口の渇き、便秘といった副作用を引き起こすことがあります。
メイラックス®やソラナックス®などの抗不安薬は、多くの場合副作用として眠気を伴います。
下記の薬は内耳を障害し、耳鳴りを引き起こす可能性があります(特に腎臓病の人は、薬をきちんと排出できないため、薬の血中濃度が上がりすぎて耳鳴りが起こりやすい傾向にあります)。
耳鳴りは薬で軽減することも多い反面、薬の種類によっては眠気や頭痛、高血糖などの副作用をもたらすことがあります。また、特に結核の薬などがきっかけで耳鳴りが起こるようになるケースも少なくないため、薬を処方されたら副作用について十分医師に確認するようにしましょう。