記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/5/8
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
ドキドキという動悸に加え、吐き気やめまいも見られる場合、原因としては何が考えられるのでしょうか?主な原因を詳しくご紹介していきます。
動悸に吐き気、めまいを伴う場合、考えられる原因としては以下が挙げられます。
心拍が不規則になり、脈が速くなったり遅くなったりする状態です。動悸、息切れ、めまい、吐き気、胸が苦しいなどが主な症状です。
立った瞬間に立ちくらみが起こったり、長時間立ったままでいると目の前がスーッと暗くなり、血の気が引いたりするのが特徴です。同時に動悸や吐き気、めまいなどを併発することも少なくありません。
ストレスや疲労の蓄積、不規則な生活などが原因で自律神経が乱れると、動悸や吐き気、めまい、頭痛、発汗などさまざまな不調が現れることがあります。
突然の動悸や頻脈、息切れ、体の震え、吐き気、呼吸困難、めまいなどに襲われ、発作を何度も繰り返す場合は、パニック発作の可能性があります。発作自体は10分以内でピークを迎え、多くの場合1時間以内でおさまります。心電図などで検査をしても特に身体的な異常は見つからず、自律神経の乱れが原因と考えられます。
一度パニック発作を経験すると、以前発作を経験した場所や、すぐに逃げられない場所(エレベーターの中や公共の乗り物など)を避けるようになり、そういった予期不安によって外出自体を避けるようになるなど悪循環に陥りやすいのが特徴です。
動悸やめまい、呼吸困難、手足のしびれが見られる場合は、過換気症候群の可能性があります。過換気症候群とは、過度の興奮や不安による過呼吸によって、体内の二酸化炭素のバランスが乱れることで起こる諸症状をさします。過呼吸によって呼吸困難を生じ、また体内の二酸化炭素の量が急激に低下することでしびれが引き起こされるようになります。
ご紹介したように、動悸と吐き気、めまいを引き起こす原因としてはさまざまな病気が考えられます。発症のきっかけや併発する症状によって、疑わしい原因疾患は変わってくるので、病院を受診した際にしっかり医師に伝えることが重要です。