記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/5/7
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
動悸が始まった場合、どんな対処法が有効なのでしょうか。今回の記事では動悸に効くとされるツボや、動悸を悪化させる食べ物・飲み物などについてご紹介します。
病院で検査をしても特に異常は見つからないけれど、動悸が続いているという場合は、ストレスや疲労の蓄積が原因の場合が多いです。そういった原因の動悸には、ツボ押しが効果的な可能性があります。動悸に効くとされるツボを、いくつかご紹介します。
手首の内側の、シワから肘に向かって6cmほどいったところのツボ。深呼吸をしながら、左右交互に圧迫するのを5分程度続けましょう。動悸だけでなく不安感の解消にも効くとされるツボです。
内くるぶしの斜め前の骨の出っ張りの、斜め下に位置するツボ。ストレス性ではなく、更年期や過労による動悸に効くとされます。
左右の乳首を結んだ線のほぼ中央に位置する、窪みにあるツボです。やや下向きに刺激するのが効果的です。
おへそから指3〜4本分下に位置するツボです。疲労による動悸に効果を発揮します。
コーヒーやお茶、唐辛子など、カフェインやカプサイシンの入った食べ物や飲み物は神経を興奮させ、動悸を引き起こすことがあります。特にコーヒーは1日の間に過剰摂取すると動悸が起こりやすくなるので、適度な摂取量に抑えることが大切です。
動悸の原因によって処方される薬は異なりますが、精神的なストレスが原因であれば抗不安薬や抗うつ薬が処方されます。また、逆に喘息の薬など特定の薬の副作用によって動悸が引き起こされるケースもあるので、薬を服用してから動悸が始まった場合は、服薬を中止してすぐに医師に報告することが重要です。
精神的なストレスや疲労による動悸の場合は、ツボ押しや食事に注意することなどで改善できるケースも少なくありません。もしご紹介した対処法を実践しても動悸がおさまらない場合は、別の疾患が原因の可能性もあるので、一度病院を受診しましょう。