記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/3/28
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
細菌性膣炎は、細菌(ばい菌)によって引き起こされる膣内の軽度の感染症です 。膣には通常、乳酸桿菌(にゅうさんかんきん)と呼ばれるたくさんの良い細菌と、嫌気性菌と呼ばれる他の数種の細菌がいます。嫌気性菌が多くなると、細菌性膣炎の原因となります。
膣の排出液(分泌液)によって気づくことがあります。 排出液は、透明または色がついていることもあり、色は非常に明るかったり暗い色をしていることもあります。また、魚臭いにおいがすることがあります(特に性交後)。何の症状もない細菌性膣炎の女性も一部います。
細菌性膣炎は、膣内にある細菌の過剰増殖で発症します。研究で原因は完全に解明されていませんが、膣洗浄や不特定多数の性交渉相手を持つなどの活動は、細菌性膣炎のリスクを高める可能性があります。性的に活発な女性に顕著にみられますが、性的に活発でない女性でも起こります。しかし、セックスパートナーの治療は必要ありません。
医師は膣の検査と、綿棒を使用して採取した排出液を検査します。
感染が治療されない場合、細菌は子宮または卵管に入り込み、より深刻な感染症を引き起こす可能性があります。 細菌性膣炎を治療することは、このリスクを低下させます。 妊娠している場合は特に治療が重要です。
治療方法はいくつかあります。 内服用の錠剤、または膣に入れるクリーム(またはゲル)を処方されるかもしれません。 医師の指示どおりに薬を使うことが重要です。
メトロニダゾールまたは他の薬を処方された場合、服用時、またはその後24時間、アルコールを飲まないでください。 アルコールとこれらの薬を組み合わせると、吐き気や嘔吐を引き起こすことがあります。 メトロニダゾールを服用している場合、咳止めシロップに含まれる少量のアルコールでさえ悪心(おしん)や嘔吐の原因となります。 現在服用している他の薬について医師に伝えてください。
・細菌性膣炎の原因は何ですか?
・性感染症の検査などが必要ですか?
・検査結果は?
・どの治療方法をとるべきですか?
・薬が必要ですか? どのように服用しますか?
・いつ症状は治まりますか?
・セックスパートナーに治療は必要ですか?
・セックスをするのは安全ですか?