記事監修医師
工藤内科 副院長 工藤孝文先生のスマホ診療できるダイエット外来
工藤 孝文 先生
数日に1度しか便が出ず、腹部の膨満感や腹痛・肌荒れなど、辛い症状を起こす便秘。
原因もわからず「仕方ない」と考えて改善しないまま、諦めている人も多いでしょう。
今回は便秘がなかなか治らない原因と、解消に効果的な方法をご紹介していきます。
便秘がなかなか治らず、慢性的に続いてしまう原因としては「過度な食事制限」「栄養バランスの乱れ」「排便習慣の乱れ」「ストレス」の4つが考えられます。
以下からは、4つそれぞれの原因について、詳しく解説していきます。
ここからは、辛い便秘を本気で治したい人におすすめの便秘解消法を4つご紹介します。ご自身の便秘の原因に近いところから実践してください。
脂質や糖質過多、または食物繊維だけを多く摂るなど、腸内環境を悪化させて便秘を起こすような食生活を改め、栄養バランスの取れた食事に変えていきましょう。
便秘解消には、オリゴ糖や乳酸菌・食物繊維が豊富な以下のような食品を中心に、主菜・副菜・主食をバランスよく食べると効果的です。
自律神経のバランスと排便の習慣が整うよう、以下のポイントに留意して生活習慣を改善し、ストレスフルな環境から抜け出す努力をしましょう。
筋力の不足や日中の運動不足も、便を押し出す力を弱くするため便秘の原因となります。
週に2~3回、1日あたり30分程度のウォーキングやサイクリング、軽めの筋トレなどを行っておなか周りの腸腰筋や腹筋を鍛えると、便秘が改善されます。
以下の方法で腸をマッサージするとぜん動運動が促されるので、便秘解消に効果的です。
食後3時間ほど、またはお風呂上りで体が温かくなっているときに行ってください。
仰向けに寝て、リラックスした状態で右下腹部・右上腹部・左上腹部・左下腹部の順になるよう、指の腹でおなかをさすります。
この動きをおなかが苦しくなく、痛みを感じない程度の力で100回程度繰り返します。
便秘のほとんどは、日ごろの生活や食事の習慣、日常的に受けているストレスなどが原因で引き起こされています。このため、普段の生活・食事の習慣とストレスの環境を見直すことで、少しずつではありますが改善できるのです。地道な治療ですが諦めず、この記事を参考に便秘解消に向けて取り組んでみてください。
この記事の続きはこちら