記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/4/10
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
怒りがコントロールできないと「暴力」や「脅迫」という行動に変化します。そうなる前に自分で対処できる方法をまとめてみました。
自分の怒りに対処するための助けが必要だと思ったときは、まず精神神経科を受診してください。カウンセリングなどが助けとなるかもしれません。精神科医やセラピストがあなたの怒りをコントロールする方法をみつけだしてくれるでしょう。
アンガープログラムは、怒りをコントロールするためのプログラムです。1対1のカウンセリングや小規模なグループでの作業が必要な場合があります。プログラムは、数日から数カ月かかることもあります。ほとんどのプログラムは、認知行動療法(CBT)とカウンセリングが行われます。アンガープログラムについては、医師に相談してください。
ストレスレベルは、エクササイズやリラクゼーションで下げることができます。たとえば、走ること、歩くこと、泳ぐこと、ヨガや瞑想はストレスを軽減できる最適な活動です。日常生活の一部としてエクササイズを取り入れることは、刺激や怒りを取り除くよい方法です。
リラックスして十分な睡眠を取るように気をつけましょう。
薬物やアルコールは、怒りの抑止力を弱め、さらに悪化させます。薬物やアルコールをやめられないときには、医師に相談してみましょう。
執筆、音楽、ダンスや絵画は、緊張を緩和し、怒りの感情を減らすことができます。
自分の気持ちをほかの人に話すことは有用であり、その怒りの状況について異なる視点を得るのに役立ちます。家族、友だち、または自助グループに参加するのもいいでしょう。
怒りがコントロールできず暴力や攻撃に転じてしまうと、家族や他人を傷つけることになります。そうなると、ひとりでは対処できません。そうなる前に助けを求めてください。医師や地域の相談所はいつでもあなたの力になってくれるでしょう。
逆に、もし家庭内暴力や脅迫行動につながる被害者となったときは、避難所(シェルター)、女性相談援助センター、児童相談所、暴力防止プロジェクトなどの助けと支援を提供する場所があります。医師や、場合によっては警察に相談することも必要です。