記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/4/10
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
「親戚、友人に赤ちゃんが生まれた!」「もうすぐ子どもが生まれる」そんなとき、赤ちゃんにどんなものをプレゼントすればよいでしょうか?ガラガラ、絵本、ミニカー?もちろんこれらのプレゼントも素敵ですが、かわいいお人形はいかがでしょうか。赤ちゃんがお人形で遊ぶとどんないいことがあるか、どうやって遊べばよいのかをご紹介しましょう。
お人形は様々な段階で赤ちゃんの成長をサポートしてくれます。お人形で遊ぶときのヒントとその効果をご紹介していきます。
赤ちゃんは色んな形や肌ざわりのものに触れることで、手や指の感覚を発達させ、より敏感にものを感じられるようになっていきます。人形の形、素材は赤ちゃんの身体機能を育て高めてくれるのです。
お人形は赤ちゃんが物をつかむ力をつけるパートナーとなってくれます。赤ちゃんは徐々にものをつかむことができるようになっていきます。2ヶ月目からものをつかめるようになる子もいますが、6ヶ月目くらいに握ったり持ったりできるようになる子も多いです。そこで、お人形で遊ぶとき、まずお人形を見せながら特徴を説明しましょう。赤ちゃんの注意を引き、お人形をつかめるように助けてあげるのです。赤ちゃんはお人形と遊びながらつかむ力をつけていきます。
赤ちゃんがものや人を認識できるようになるにはいくつか段階があります。ものを認識出来るようになると、次は部分的に隠れているものが認識できるようになります。およそ5ヶ月ごろに、ものが直接見えなくてもきちんと存在するということがわかるようになります。そこで、お人形を毛布や大人の体の陰に隠して「いないないばあ」のゲームをしてみましょう。赤ちゃんの認識能力を高めるのに役に立ってくれるのです。
赤ちゃんは保護者がいないと落ち着かず不安になることがあります。この症状は分離不安と呼ばれ、多くの赤ちゃんにみられる症状です。しかし、お気に入りのおもちゃがあれば、赤ちゃんは分離不安から意識を遠ざけることができるのです。お人形は一人で遊ぶときもきっとよいお友達になってくれるでしょう。
人形で遊ぶのは女の子だけでしょうか?いいえ、男の子も楽しく人形で遊ぶことができます。そして、小さな人形のお世話をすることで男女ともに、他人をお世話するという行為を学ぶことができるのです。
お人形は女の子だけのおもちゃだと思っていませんでしたか。男の子でも女の子でもお人形と遊んでいくことで、身体機能を発達させていくことができるのです。そしてお人形をお世話することで他者をお世話する行為を学んでいきます。お人形は生まれてから大きくなるまで赤ちゃんの遊び相手となってくれるのです。お人形は赤ちゃんに最適なおもちゃの一つと言えるでしょう。赤ちゃんに遊ばせるおもちゃ、友人の赤ちゃんへの贈り物を考えるときに参考にしてみてください。