記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2019/4/25
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
国内線・国際線ともに、遠いところに行くときには飛行機が便利ですね。楽しい旅行の前に、入念な準備は欠かせません。しかし、旅先では予期せぬ体調不良が心配でもあります。
飛行機内では、普段使っているものでも思わぬものが持ち込み不可になることがありますが、頭痛薬や酔い止め、医師から処方された薬などは持ち込むことができるのでしょうか?国内線・国際線に分けて解説します。
国内線では、医薬品を機内に持ち込んでも問題ありません。ただし、以下のようなことに注意する必要があります。
医薬品であれば、重量の制限はありますが持ち込むことができます。また、液体やジェル状の場合、「100mL以下の個別の容器に移し替え、1L以下のジッパー付き透明プラスチック袋に入れる」という制限がありますが、「医薬品」「医薬部外品」であれば、この制限を多少超える量であっても、事前に保安検査員に申告することで持ち込みが可能です。
ただし、渡航先の国によっては、持ち込めない成分の薬剤もあります。まずは、渡航先の国の大使館に問い合わせ、持ち込んでも良い薬剤かどうかを確認しましょう。
医薬品を機内に持ち込むときは、以下のようなポイントに注意して準備しましょう。
医薬品を機内に持ち込む場合は必要な分だけにし、帰りの分はキャリーケースに入れておくのがよいでしょう。また、外箱や説明書、医師の処方箋などは一緒に持参すると係員への提示がスムーズに済みます。ぜひ、薬と一緒に取り出しやすいところに入れておきましょう。
医薬品表示や処方箋のない液体の市販薬や栄養ドリンクなどは、国際線の場合はあらかじめ100mL以下の容器に小分けにし、1L以下のジッパー付き透明プラスチック袋に入れれば基本的には持ち込み可能です。
ただし、国によっては医薬品、市販薬の成分で持ち込めないものがあるところもあります。薬を持ち込むときには空港でトラブルにならないよう、必ず旅行前に大使館に問い合わせておきましょう。
国内線であれば、日本の法律の基準で医薬品を持ち込めるため、基本的には医薬品は重大な制限なく持ち込みができます。スプレー式の医薬品などについても、重量や体積の基準をクリアすれば持ち込み可能です。
しかし、国際線の場合は渡航先の国によって、持込可能な成分が異なります。旅先でトラブルにならないよう、あらかじめ渡航先の大使館に問い合わせておき、医師の処方箋や説明書を一緒に持参するようにしましょう。