反応性関節炎

2017/9/12

二宮 英樹 先生

記事監修医師

東大医学部卒、セレオ八王子メディカルクリニック

二宮 英樹 先生

冷凍宅配食の「ナッシュ」
冷凍宅配食の「ナッシュ」

概要

反応性関節炎はライター症候群とも呼ばれ、膝関節や足関節を中心として、1つ〜小数の関節における関節炎と共に、尿道炎、結膜炎が起きる病気です。頻度は少なく、珍しいです。細菌感染の後に発症することが多く、免疫の異常が関係していると考えられています。

症状

反応性関節炎では、以下のような症状がみられます。
・膝、足首またはつま先の腫れ
・かかとやアキレス腱の痛み
・排尿時痛
・陰茎や腟(ちつ)からの漏出(ろうしゅつ)
・目の充血、痛み

原因

食中毒を引き起こす細菌(サルモネラ、エルシニア、カンピロバクター)に感染して数週間後に、反応性関節炎を引き起こすことがあります。 クラミジアなどの性感染症(STI)が原因になることもあります。

治療

ほとんどの場合、自然に治ります。痛みの症状に対して、解熱鎮痛薬(NSAIDs)が処方されます。
クラミジアなど性感染症に感染している場合は、抗生物質が必要な場合もあります。 その場合はクラミジアの再発を防ぐためにパートナーも検査を受けて、治療します。

 

医師に相談するための質問

・治療法は何ですか?
・どれくらいで治りますか?
・症状は再発しますか?
・性感染症は関係ありますか?
・症状を和らげるために自宅でできることはありますか?
・運動はしても大丈夫ですか?

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反応性関節炎(1)