記事監修医師
東京大学医学部卒 医学博士
間擦疹(かんさつしん)は、皮膚のヒダに影響する発疹です。感染したり、他人に感染することはありません。
皮膚同士が擦れあったり、しばしば湿っている場所で発症します。太りすぎ、または糖尿病の人に多くみられます。副子(そえご)、または人工四肢を有する人でも発症する可能性がより高くなります。
症状は、皮膚が擦れあったり、濡れているところにあらわれる赤または赤褐色の発疹です。最も一般的な領域は、爪先の間、脇の下、そけい部、腹部または胸の下面、および首のしわに含まれます。また、お尻の割れ目の皮膚にも影響を及ぼします。罹患した皮膚は、しばしば非常に粗く、かゆみまたは浸出することがあります。重度では悪臭を引き起こし、皮膚が裂けて出血することがあります。
間擦疹は、酵母、真菌、細菌によって引き起こされます。
軽度の場合は、皮膚の患部を乾燥させ、空気にさらし、局所にステロイド外用薬が処方されます。より重症の場合は抗生物質または抗真菌薬を処方することがあります。
・通気性をよくし、皮膚を乾燥させてください
・タイトな靴や衣服を着用しないでください。サイズのあったブラジャーを着用してください
・綿のような吸収性の布で作られた服を着てください。ナイロンなどの合成(人造)繊維を避けてください
・太り過ぎの場合は、体重を減らしてみてください
・運動後はシャワーを浴びて完全に乾かしてください。冷風設定のヘアドライヤーを使用して、腕や胸の下など濡れている部分を乾燥させます
・間擦疹に罹患していますか?
・最適な治療法は何ですか?
・何度も間擦疹に罹患しないようにする最良の方法は何ですか?
・生活を変える必要がありますか?
・クリームや軟膏を使用する必要がありますか?
・薬にはどんな副作用がありますか?
・抗生物質を服用する必要がありますか?
・改善ためにできることはありますか?