糖尿病性網膜症

2017/3/17

山本 康博 先生

記事監修医師

東大医学部卒、独立行政法人国立病院機構東京医療センター

山本 康博 先生

概要

目の血管への損傷(糖尿病性網膜症と呼ばれる)は視力喪失を引き起こす可能性があります。網膜症が早期発見された場合、レーザー治療で視力喪失を防ぐことができますが、放っておくと失明を引き起こす可能性があります。

糖尿病性網膜症は網膜を侵します。網膜は、光に敏感な目の部位であり、目に映ったものについて脳にメッセージを送ります。 良好な視力には健康な網膜が必要です。

コントロール不良の糖尿病は、網膜の小血管を損傷することがあります。網膜の血管が損傷すると、液体が漏れて腫脹することがあります。腫脹と液体は、かすみ目を起こし、見ることが困難になります。

網膜症が悪化すると、目が網膜上に新しい血管を形成しはじめる可能性があります。 これらの血管は壊れやすく、容易に出血するため、重度の視力喪失および失明を引き起こします。

症状

次の場合は医師にご相談ください。

・2日以上、視界がぼやける
・片目または両目の突然の視力喪失
・飛蚊症(目を動かすと漂う、黒または灰色の斑点、クモの巣または糸状のもの)
・視界内の光の点滅(実際に見てはいない)
・目の痛みや圧迫感

予防

少なくとも年に一度、定期的に目をチェックすることが最も重要です。 目の初期の変化は特別な装置でのみ見ることができるので、おそらく自分では糖尿病性網膜症の初期の徴候に気付かないでしょう。

糖尿病性網膜症の予防に関するヒント

・血糖値、血圧、コレステロール値をコントロールします
・定期的に運動してください
・毎年医師の検査を受けてください
・定期的に医師の診察を受けてください
・健康的な食事をとって下さい
・禁煙してください
・アルコールは避けてください

医師に質問するための事項

・糖尿病性網膜症の危険性はありますか?
・糖尿病性網膜症に罹患していると思われる場合は、どのような徴候に注意すべきですか?
・糖尿病性網膜症になったら、視力喪失は回復できますか?
・再び正常に目が見えるようになりますか?
・症状のために服用できる薬はありますか?
・糖尿病性網膜症を予防するためにできる最も重要なことは何ですか?

この記事に含まれるキーワード

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