記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/3/17
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
切り傷を負うと、からだは血液組織は凝固して失血を遅くしますが、過度に凝固する傾向はを凝固亢進(ぎょうここうしん)と呼ばれ、非常に危険な状態です。
特定の状況やリスク要因によって、凝固亢進状態の可能性が高くなります。凝固亢進状態は、以下の原因で起こります。
・飛行機や車に長時間座っている
・手術後や長時間の入院中など、長時間のベッド生活(数日から数週間)
・手術
・がん
また、以下のいずれかの場合は凝固亢進状態の危険性があります。
・異常なまたは過度の凝固を伴う家族・親戚がいる
・若いときに異常な血塊があった
・避妊薬、ホルモン補充療法
・妊娠や原因不明の流産
血液希釈薬(ヘパリン、ワルファリン)を用いることでより簡単に出血するようになります。異常な出血や重い出血がある場合は、医師に相談してください。ワルファリンはほかの薬剤よりも強い影響を与えます。ワルファリンを服用している場合は血液検査で頻繁にその効果を確認します。
市販されていない薬やビタミン、ハーブサプリメントなどは必ず医師に相談してください。
ワルファリンを服用している間に避けるべき食べ物についても医師に相談してください。
妊娠している場合は、先天性欠損を引き起こす可能性がありますのでワルファリンを服用しないでください。代わりに出産するまでヘパリンを使用する必要があります。妊娠を考えていてすでにワルファリンを飲んでいる場合は、ヘパリンに変更することについて医師に相談してください。
ワルファリンを服用している女性は、避妊薬を使用すべきです。
・父は凝固亢進状態でしたが、遺伝しますか?
・凝固亢進状態の症状は何ですか?
・凝固亢進状態は危険ですか?脳卒中の危険性はありますか?
・凝固亢進状態を治療することはできますか?
・血栓を予防するために私は何ができますか?
・治療薬の副作用は何ですか?