脂肪腫

2017/3/21

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

冷凍宅配食の「ナッシュ」
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概要

脂肪腫は、脂肪細胞に由来する成長の遅い良性の腫瘍です。皮膚の下にできる塊で、通常丸く平らで柔らかくて弾力があります。一般的に脂肪腫は、首、肩、背中、腕などにできます。

脂肪腫は、成人の最も一般的な非癌性腫瘍です。どの年齢でも発生する可能性がありますが、40〜60歳の時にできやすくなります。遺伝する場合もありますし、けがによるものもあります。ほとんどの脂肪腫は、圧迫されたり傷つけたりしない限り痛くなりません。

症状

基本的に脂肪腫は何年もかけて成長していきます。2つ以上できることも珍しくありません。身体のどこかにしこりや腫れがある場合は、医師に診てもらう必要があります。深刻な病気の徴候である場合もあるからです。

診断

脂肪腫の診断には、通常、検査は必要ありません。脂肪腫の部分を見て、しこりの硬さを確かめるだけで診断することができます。

治療

脂肪腫は、ほとんどの場合良性であるため治療は必要ありません。ただ、痛みがある場合や急速に成長している場合は、治療が必要になることもあるでしょう。
治療の選択肢にはステロイド注射、脂肪吸引、脂肪腫の除去手術があります。あなたに最適な治療方法については医師と相談してください。

医師への質問事項

・脂肪腫があると、それが癌に発展する可能性は高くなりますか?
・脂肪腫を予防するためにできることはありますか?
・脂肪腫を取り除くには手術が必要ですか?
・脂肪腫に関する情報はどこで見つけることができますか?
・新たにしこりができたら、主治医に診てもらったほうがよいですか?
・治療に問題が発生する可能性はありますか?また、治療を始めるまでに起こり得る問題はありますか?

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