三叉神経痛

2017/3/22

山本 康博 先生

記事監修医師

東大医学部卒、独立行政法人国立病院機構東京医療センター

山本 康博 先生

概要

三叉神経痛(さんさしんけいつう)は、顔のしびれや疼痛(とうつう)を伴う神経損傷です。だれにでも発症しますが50歳以上の男性に多くみられ、家系内で受け継がれているようです。また、多発性硬化症をもつ人では発症リスクはより高くなっています。

症状

極端なやけど、または電気が走るような痛みを伴い、痛みの恐怖から日常生活が難しくなることがあります。
痛みは数秒間または数分間続くことがあります。たいてい数日~数週間痛みが続き、その後数日~数週間、あるいは数年間痛みがなくなった後再発します。
痛みは、咀嚼(そしゃく)、笑う、話す、ひげを剃る、歯をみがくなどの日常生活での動作によって引き起こされ、顔にあたる風でも痛みを引き起こすことがあります。

原因

脳につながる三叉神経が傷ついて神経損傷が起こるとされていますが、原因はいまだわかっていません。医師は症状や病歴、核磁気共鳴画像(MRI)などの検査から原因を見つけます。

予防

三叉神経痛を予防できる、特定の方法はありません。

治療

三叉神経痛には、以下の治療法があります。

薬物治療

抗けいれん薬や抗うつ薬など2つまたは3つの薬剤を組み合わせて使用します。

神経ブロック

神経を麻痺させる麻酔薬を注入します。

脳神経減圧手術

痛みを排除または軽減するために、三叉神経を切断します。ただし手術後、何らかの進行性の麻痺を引き起こすことがあります。

医師に相談するための質問

・多発性硬化症がありますが、三叉神経痛を発症しますか?
・再発を防ぐことができますか?
・症状はどれくらい持続するのでしょうか?
・三叉神経痛の治療薬は何ですか?副作用はありますか?
・三叉神経痛の治療に手術が必要ですか?
・生活習慣の変化は三叉神経痛の治療や予防に役立つでしょうか?

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