2型糖尿病

2017/3/22

概要

2型糖尿病は、膵臓がインスリンホルモン(血糖値を制御する役割をもつ)を十分産出しないか、体細胞がインスリンに反応しないために、血糖値が高くなりすぎる病気です。

症状

2型糖尿病の症状は、インスリン不足により血糖(グルコース)が血液中に残りつづけ、エネルギーとして燃焼されないために起こります。身体中の過剰なグルコースを尿で排泄することで血糖値を低下させようとします。

以下のものは、典型的な症状です。
・激しいのどの渇き
・頻繁に排尿する(特に夜間)
・非常に疲れを感じる
・体重減少、筋肉量の低下
・陰茎または膣のまわりのかゆみ(カンジダ症がたまに起きる)
・傷の治りが遅くなる
・目の乾燥によるかすみ目

これらは軽度の場合が多く、気づかないうちに何年にもわたって徐々に症状が出てくるため、健康診断で発覚するケースもあります。
2型糖尿病は放置するとますます悪化します。合併症の発症リスクを減らすため、思い当たったら早期に診断を受けることが非常に重要です。

原因

2型糖尿病の主な発症原因は、以下の3つです。
・40歳以上(高齢者に多くみられます)
・遺伝(親、兄弟、姉妹など近親者に2型糖尿病の人がいる)
・過体重や肥満などの生活習慣によるもの

治療

2型糖尿病は通常悪化していくので、血糖値を正常に保つために、最終的には薬物治療が必要になるでしょう。

予防

2型糖尿病のリスクがある人は、生活習慣を変えれば発症を防ぐことができます。

また、すでに2型糖尿病になっている場合でも、下記の方法で症状のコントロールや合併症のリスクを最小限に抑えることが期待できます。以下を参考にしてください。

・健康でバランスの取れた食事をする
・(太りすぎの場合)体重を減らす、健康体重を維持する
・(喫煙している場合)禁煙する
・飲酒量を適量にする
・定期的にたくさん運動をする

合併症

2型糖尿病は、下記のような重大な病気を引き起こす可能性があります。

・視力低下、失明
最も一般的な原因が糖尿病といわれています。12歳以上の糖尿病患者は1年に1度、糖尿病性網膜症の検診を受けることが望ましいです。

・腎不全、下肢切断
事故を除く、腎不全や下肢切断の原因の多くは糖尿病です。

・脳卒中などの心血管疾患
糖尿病ではない人よりも、最大5倍の確率で発症する可能性があります。

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