記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/4/5
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
胃癌は、胃の上皮由来の癌です。
ときには、症状を引き起こす前の長期間、癌が胃の中で成長することがあります。 初期段階では、胃癌は以下の症状を引き起こす可能性があります。
・消化不良、胃の不快感または胸やけ
・吐き気
・食欲減少
・疲労
・血の混じった大便または黒い色の大便
・少量でも食後の満腹感
・食後の嘔吐
・意図しない体重の減量
・特に食後の胃の痛み
・弱さと疲れ
こうした症状の多くは、癌以外の病気によって引き起こされることもあります。 しかし、上記の症状の何かがでていて、症状がなくならないのであれば、医師に相談してください。 早期で胃癌が発見されれば、効果的に治療できる可能性が高くなります。
ヘリコバクター・ピロリと呼ばれる細菌によって引き起こされる胃の感染にかかっている場合、胃癌になる確率が高くなります。また、この菌は胃潰瘍の原因ともなります。もし以下のリストに当てはまることがあれば、胃癌を発症する可能性がより高くなります。
・男性
・50歳以上
・胃癌のある親戚がいる
・喫煙している
・アルコール乱用
・胃ポリープ(胃の内面の小さなできもの)
胃癌の可能性があると疑う場合、医師は患者の病歴を調べ、全身の身体検査を行います。 医師は、腫瘍を診察するために内視鏡検査を使用するかもしれません。 この検査では、ライトを付けた細いチューブを口に入れ、胃に通します。 医師は、苦痛が少なくなるように、検査前に薬を投与するかもしれません。
内視鏡検査中、医師は胃の一部を採取してがん細胞がないかどうか確認することがあります。 これは生検サンプルと呼ばれます。
次に、サンプルを顕微鏡検査のため検査機関に送り、それが癌性であるかを調べます。
胃癌を予防する方法はありません。 しかし、喫煙しないこと、アルコールを飲む量を制限することは、胃癌のリスクを軽減するのに役立ちます。 また、新鮮な果物や野菜の多い食事をとり、十分なビタミンCを得るようにしてください。ビタミンCは、オレンジ、グレープフルーツ、ブロッコリーなどの食品に含まれています。
・胃潰瘍があります。 胃癌になるリスクはより高いですか?
・健康な食事をすれば胃癌にならないでしょうか?
・胃癌の治療法は何ですか?
・治療後にいつも通りの食事ができますか?
・治療後、胃癌が再発していないことを確認するために頻繁に受診しなければなりませんか?
・治療中および治療後に、アルコールを飲むのを止めるべきですか?