体重が軽すぎるのも問題!~低体重のリスクと体重を増やす方法~

2017/4/25

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東大医学部卒、医学博士

三上 貴浩 先生

さまざまなダイエット方法が紹介され、多様なダイエット器具が売られている近年…
多くの人々が、いかに体重を減らすかについて悩み、試行錯誤を繰り返し、体重をできるだけ減らしたいと思っています。
しかし、実は体重が軽すぎるということは問題なのです。
「体重は重いより軽いほうがいいし、むしろ良いことでしょ!」
そう思ったそこのあなた!
体重が軽すぎることが健康に及ぼす悪影響は本当にたくさんあるのです。
今回の記事では、なぜ体重が軽すぎると問題なのか、体重を増やすにはどうすれば良いのかについて解説します。

体重が軽すぎると良くないのはなぜ?

肥満が良くない理由はよく聞きますが、体重が軽すぎることはどうして良くないのでしょうか。その理由はたくさんあります。
まず、低体重の場合、健康でバランスの取れた食事をしていない可能性が高く、身体が成長して正常に動くために必要である重要な栄養素を摂取していないという点で問題です。
また、免疫システムが弱くなるため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。骨粗鬆症や、疲労、めまい、頭痛、貧血などの原因にもなります。髪が薄くなったり、皮膚が乾燥したり、歯の健康問題を引き起こしたりする可能性もあります。 さらに、女性の場合、ホルモンが適切に働かなくなり、生理不順になる可能性があります。まだ月経が始まっていない場合は、初潮が遅れることもあるのです。

適切な体重にするには何を食べればいい?

では、適切で健康的な体重を保つためにはどんな食事をすれば良いのでしょうか。カロリー摂取量を増やせば良いと思われるかもしれませんが、ジャンクフードなどの脂肪と砂糖を多く含む高カロリー食品は、筋肉量ではなく体脂肪を増やし、血液中のコレステロール値を高くする上に、低体重に伴う栄養不足には対処できません。
健康的に体重を増やすには、以下の方法があります。

健康でバランスの取れた食事をする

ジャガイモ、パン、米、パスタなどデンプン質の炭水化物をベースにした食事をしましょう。また栄養価が高い食品を普段の食事の中に取り入れましょう。具体的には、タンパク質を多く含む食品である、豆、魚、卵、肉などです。さらに毎日さまざまな種類の果物や野菜を少なくとも5種類食べるのが良いでしょう。

軽食をとる

良質なタンパク質を多く含む食品を軽食にしましょう。具体的には、ドライフルーツやアーモンド、プロテインバーなどです。

少量を食べる

カロリー摂取量を増やすために、一日を通してより少量の食事を何回かに分けてとるのが良いでしょう。

筋力トレーニングをする

過度の有酸素運動をすると、カロリーを燃やしすぎるため、体重が増えにくくなってしまいますが、適度の筋力トレーニングは筋肉を鍛えるため、体重を増やすのに役立ちます。

水をたくさん飲む

一日にコップ5〜8杯が目安です。

おわりに:痩せすぎは危険です

近年は、痩せているほうが良いという風潮により、多くの人がダイエットをしていますが、痩せすぎは危険であることをしっかりと理解しましょう。体重が軽すぎる方は、ご紹介した方法を体重を増やすための参考にして下さい。そして、バランスのとれた食事で適切な体重を維持しましょう!

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