体重が軽すぎるのも問題!~低体重のリスクと体重を増やす方法~

2017/4/25 記事改定日: 2018/12/13
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三上 貴浩 先生

記事監修医師

東大医学部卒、医学博士

三上 貴浩 先生

テレビや雑誌などでさまざまなダイエット法やダイエット器具が紹介されているのを見ると、どうしたら体重が減るのかで悩んでいる人が多いと実感します。でも、実は体重が軽すぎるのも体によくないこと、ご存知でしたか?この記事では、なぜ体重が軽すぎると問題なのかや、体重を増やすにはどうすればいいのかについて解説します。

体重が軽すぎると良くないのはなぜ?

肥満がよくない理由はよく聞きますが、体重が軽すぎることもよくない、と言われています。体重が少なすぎる、いわゆる低体重がよくない理由はたくさんあります。

まず、低体重だと健康でバランスの取れた食事をしていない可能性が高く、体が成長して正常に動くために欠かせない重要な栄養素を摂取していない可能性があります。

また、免疫システムが弱くなるため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。加えて骨粗鬆症や疲労、めまい、頭痛、貧血などの原因にもなります。場合によっては髪が薄くなったり、皮膚が乾燥したり、歯の健康にも影響が出る可能性もあります。

さらに、女性の場合はホルモンが適切に働かなくなり、生理(月経)不順になる可能性があります。まだ月経が始まっていない場合は、初潮が遅れることもあるのです。

適切な体重にするには何を食べればいい?

では、健康的な体重を維持するためにはどんな食事をすればよいのでしょうか。摂取カロリーを増やせばいいと考えるかもしれませんが、ジャンクフードやお菓子といった脂質や糖分が多い高カロリー食品だと筋肉量ではなく体脂肪を増やしてしまいます。また、血液中のコレステロール値が高くなりますし、なにより低体重に伴う栄養不足を補えません。

健康的に体重を増やすために、以下のポイントを意識することが大切です。

健康でバランスの取れた食事をする
ジャガイモ、パン、米、パスタなど、デンプン質の炭水化物をベースにした食事を摂りましょう。また、栄養価が高い食品を普段の食事の中に取り入れてください。具体的には、タンパク質を多く含む食品である、豆、魚、卵、肉などです。また、毎日いろいろな果物や野菜を積極的に食べることも大切です。
軽食をとる
軽食には良質なタンパク質を多く含む食品(ドライフルーツやアーモンド、プロテインバーなど)を選びましょう。
少量を食べる
カロリー摂取量を増やすために、少量の食事を1日数回に小分けにして食べるのがおすすめです。
筋力トレーニングをする
有酸素運動をやりすぎるとカロリーを燃やしすぎるため、体重が増えにくくなってしまいます。しかし、適度の筋力トレーニングは筋肉を鍛えるため、体重増加につながります
水をたくさん飲む
1日にコップ5~8杯を目安に飲みましょう。

おわりに:痩せすぎは危険!体を守るためにもしっかり食べて体重を増やそう

最近は「痩せていればいるほど魅力的」という風潮があり、多くの人がダイエットに励んでいます。しかし、痩せすぎは危険であることも忘れないでください。体重が軽すぎる方は、この記事でご紹介した方法で体重を増やしてください。そして、体重が増えたら、バランスのとれた食事で適切な体重をキープしていきましょう!

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