あなたのニキビはどのタイプ?ニキビの種類について

2017/5/8

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

特に思春期の学生さんは悩まされることが多い「ニキビ」。
ただ、一言で「ニキビ」といっても、
軽度のものから重度のものまでさまざまな種類があるってご存知でしたか?

思春期特有のニキビについて

多くの10代に見られるニキビは、「尋常性ざ瘡」と呼ばれています(「尋常性」とは「通常の」という意味です)。この種類のニキビは、主に顔、首、肩、背中、胸に現れます。

「尋常性ざ瘡」のニキビは、身体が発達するにつれてホルモンが増え、皮脂の分泌が過剰になり毛穴が詰まることが原因で起こります。毛穴が詰まると細菌が毛穴の中で増殖しやすくなり、これによって皮膚が腫れ、ニキビになるのです。

ニキビの種類

ニキビにはさまざまな種類がありますが、重篤度によって区別できます。
ニキビの重篤度は「軽度」「中等度」「重度」に分けられ、さらにその中でニキビの種類が分類できます。

軽度のニキビ

軽度のニキビは、種類として「黒ニキビ」と「白ニキビ」に分けられます。

軽度の状態であれば簡単に治療できますが、不適切な処置や不衛生な状態によって細菌が増殖し、中等度のニキビ(※炎症性のもの)につながる可能性があります。
なお、ニキビの数が少なかったりサイズが小さかったりする場合も、軽度のニキビに該当します。

(※ニキビの種類は、「炎症性」か「非炎症性」によっても分類されます。非炎症性のニキビはより軽度で、ニキビではなく吹き出物や黒ずみと呼ばれる場合がほとんどです。
ニキビの場合は通常の吹き出物とは異なり、長い期間にわたって発達し、長く存在し続けます。ときには、小さな赤い傷が残ることもあります。一方で吹き出物は、形成が早く、すぐに消えることが多いのが特徴です。)

黒ニキビ

黒ニキビは毛穴が詰まっているのに開いており、毛穴の汚れが酸化し色素沈着することで黒くなっている状態です(黒ニキビの暗い色は、汚れとは関係がありません)。
この毛穴の壁が開いてしまうと、皮脂、細菌、死んだ皮膚細胞が肌の下に入り込み、赤みを帯びた小さな斑点として残ってしまうケースもあります。

白ニキビ

白ニキビは毛穴が詰まったまま閉じており、ニキビの表面部分が白色か黄色になって膨らんでいる状態です。

中等度のニキビ

ニキビの数が多い場合、中等度のニキビに該当します。中等度のニキビは炎症性の吹き出物であり、種類として「丘疹」と「膿疱」に分けられます。

丘疹

柔らかく小さな赤い隆起です。痛みを持つ場合があります。

膿疱

丘疹に似ていますが、中心に膿の蓄積によってできた白い尖端があります。

重度のニキビ

重度のニキビの場合、多くの丘疹や膿疱がみられます。重度のニキビは、「結節」といいます。

結節

膿疱が感染し、痛みを伴うしこりができた状態です。

おわりに:自分のニキビの重症度を見極めよう

ニキビは重症度によってさまざまな種類に分けられます。軽度のニキビの場合はセルフケアで治療可能ですが、重度のニキビの場合は皮膚科で適切な治療を行う必要があるので、ご紹介した種類のうちどれに該当するのか見極めることが大切です。

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