《フィクション》8万人をフォロワーに持つ 35歳主婦インスタグラマーのリアル

2017/7/1 PR

冷凍宅配食の「ナッシュ」
冷凍宅配食の「ナッシュ」

大学時代を地元・静岡で過ごし、そのまま社会人経験を経て職場で知り合った夫と結婚。
夫の単身赴任に連れ添う形で1年前に仕事を辞め東京に転居後、程なくして待望の第1子を出産。

夫はSEという職業柄、帰りは遅く休日出勤も珍しくない。そのため基本的に、“ワンオペ育児(ワンオペレーション育児)”の毎日を送っている。

一見どこにでもいるような専業主婦・エミさんはなんら変哲のない日々の記録をSNS・インスタグラムにアップし話題を呼んでいる。エミさんの生活とは・・・

インスタグラマーとして生きる

なんででしょうね。私にもなんでこんなフォロワーさんがついてくれているのか全くわかりません。ただただ、私の娘が世間から見ても可愛いってことはたしかですよね(笑)。
あと、親近感に関してはいわゆる”インスタグラマー”の中では群を抜いてるんじゃないかな。私のような身分でインスタグラマーだなんて烏滸がましいですけど。
かゆいところに手が届く投稿では1位だと思いますよ。

例えば、私の住んでる西東京市だと木綿豆腐1丁80円とかで買えるんですけど、この前麻布十番のスーパーに、何があったか忘れたけど・・ちょっと寄ったんですよね。そしたら「麻布豆腐」とかなんかそんなネーミングで1丁300円くらいしたかな?木綿豆腐といったらそれしか売ってなくて。「ここは外国か!」って盛大に心の中でつっこみました。
そんな出来事をインスタに投稿するんです。麻布十番のフォトジェニックな風景と娘とともに。

1日に投稿する量は、やっぱり会社員ではできないくらいあるかな。
面倒くさそうな近所付き合いで毎日同じような時間とられるの、人生もったいなくないですか?それなら自分で楽しみ見つけちゃおって。私、飽きっぽいから育児だけやってたら多分発狂しちゃう(笑)。

お弁当も娘に着させる服も、毎日「つぎはどんな新しいこと仕掛けようかな」なんて考えるのが楽しくて。旦那とリンクコーデしてもちょっとイタイというか、旦那がそんなキャラじゃないので、でも娘とやると急にかわいい親子が出来上がるというか。旦那とのリンクコーデをインスタにアップしてたら、多分今のようにフォロワーはつかないと思います。妬みもあるのかな? 女って、そうゆうところありますよね(笑)。

「病は気から」の真偽

やっぱり出産後って、自分のことなんてどうでもいいんですよ。子どもが可愛くて仕方なくって。だって私がトイレで少しいないときでさえ、世界が終わった、みたいな絶望的な悲愴を漂わせて泣きじゃくるんですよ。
もうトイレくらい行かせて!ご飯くらいゆっくり食べさせて!って思うことも本当に多いけど、これ以上可愛いものはこの世に存在しないって胸を張って言えますね。全てのママさんはきっと同じ想いなんじゃないかな。

まぁ代償として、睡眠不足・ストレス、肌荒れとか、あ、膀胱炎にもなりましたね。
こう見えて私も人並みに苦労してるんですよ。うふふ。
それもぜんぶインスタのネタにできちゃったので、まぁ結果オーライなんですけど。

そうそう、産後は自分の身体も変化があって、トラブルはいくつかありましたけど、ぜんぶ自力で治しました(笑)。自分で言うのもなんですが、母親って本当たくましいですね。
肌荒れはとにかくフルーツでビタミン摂って。膀胱炎は家もでたくないくらいだったから、とりあえず旦那に「今日は早く帰ってきて。帰る時、薬局で膀胱炎の薬とオムツ大量に買ってきて!」って。 ”腎仙散”だったかな。買ってきてくれました。あ、これ自力じゃないですね(笑)
風邪は気合いで。健康そうに振舞っていれば健康になるんだなって。母親になって最初の学びです。

−−こう話す間にも、娘さんを取材班の女性と遊ばせる姿をすかさず写メる抜け目のなさにはあっぱれである。

たくましくも、女子らしい。

取材班一同、一般人のエミさんに多くのフォロワーがつくことも納得の魅力を感じた。

※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実物のものとは関係ありません。

↓ 合わせてコチラもどうぞ ↓


《フィクション》華やかさの裏に潜む陰 - ”サロネーゼ”の日常にせまる –


関連記事

この記事に含まれるキーワード

膀胱炎(73)