脳出血の特徴や脳卒中との関係は?

2017/7/1

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

二宮 英樹 先生

記事監修医師

東大医学部卒、セレオ八王子メディカルクリニック

二宮 英樹 先生

“脳出血”とは一体どのような病気なのでしょうか。
またその特徴とは?脳卒中のお話も含め、医師・三上貴浩先生に伺いました。

脳出血と脳卒中の関係

脳卒中は脳の血管障害で、大きく分けて2種類あります。
1つは血管が詰まる脳梗塞、
もう1つは血管が破れて出血する脳出血・くも膜下出血 です。

脳梗塞について

脳梗塞は
① ラクナ梗塞 (穿通枝と呼ばれる脳内の細い血管が詰まることで生じる)
② アテローム血栓性梗塞(動脈硬化が原因で生じる)
③ 脳塞栓症 (心臓でできた血栓などが血流に乗って脳に行き、脳の血管を詰まらせる)
の3種類に分類されます。
脱水になりやすい夏の季節に少し増えます。

脳出血について

脳内の血管が破れる脳内に出血が起こることを脳出血といいます。脳内の血管が破れやすくなる原因の一つとして、高血圧が関係しています。
メタボリックシンドロームもリスク要因の一つですが、細身の方でも血圧が高ければ罹患するリスクは高まります。脳梗塞とは逆に、血圧が高くなりがちな冬の時期にも多くみられます。
脳出血はくも膜下出血ほどの激しい痛みはありませんが、こちらも頭痛や嘔吐を伴います。

くも膜下出血について

ほとんどは脳の血管にできた動脈瘤の破裂が原因です。
くも膜下出血はくも膜下腔の血管の破裂により、頭蓋骨内の痛みの神経が分布している髄膜が刺激されるため、最も頭痛がひどく、突然バットに殴られたような強い頭痛、嘔吐を伴います。また、髄膜が刺激されるため髄膜刺激症状も生じます。

 

脳出血の予防法・治療法について


脳出血の予防及び治療は血圧を下げることにあります。
予防法:薬による保存的治療として降圧薬の服用(高血圧の方)
治療法:おもに、降圧薬を使って血圧を下げること、外科的治療としては血のかたまり(血腫)の除去(血腫除去術)があります。

おわりに;脳出血予防のために日頃の生活コントロールを

脳卒中には脳出血を含むいくつかの種類がありますが、いずれも薬の服用や血圧管理などの生活コントロールが重要です。食生活や運動習慣を見直すことで、日頃から脳卒中対策を行うこともできます。
なお、偏頭痛はズキズキ、ガンガンとした拍動するような痛みがあることが特徴です。普段の偏頭痛とは異なるひどい頭痛や異変を感じた場合は、すぐに医師に診てもらいましょう。

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