中身を知っておけば怖くない!胃癌検診の検査方法

2017/7/28

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

胃癌は早期発見が大事です。症状が出ていなくても、医師の検診を受けることが大事ですが、少し怖気づいてしまうところもあると思います。検診で、どのようなことをするのか知っておきましょう。

胃癌の検診方法

診察(検査)と病歴

問診で患者の健康習慣、過去の病気や治療歴を確認し、持続性の消化不良、腹痛、嚥下困難、体重減少、吐き気、嘔吐、食欲不振などの症状があった場合、検査を行うことがあります。

上部消化管バリウム検査

上部消化管バリウム検査では、バリウムを飲む必要があります。内服することで食道や胃の壁にバリウムが付着することで、X線で消化管の壁を造影することができます。

上部消化管内視鏡検査

内視鏡を口から胃に通し、食道と胃を検査します(鼻から入れる内視鏡もあります)。内視鏡を通して胃の内部を直接確認し、異常が見つかった場合はその部位から生検を行います。

生検は癌の確定診断のために重要な情報を提供してくれます。

CTスキャン

CTスキャンでは胃の小さな病変は検出できず、早期発見のためには上部消化管内視鏡が優れています。ただし、胃癌が診断された後、癌細胞がリンパ節または他の臓器に転移していないかどうかを調べるためには役立ちます。

病期決定のための検査

胃がんの進行度を判定するために、骨シンチ、FDG-PET/CT検査などの他の検査を行うことがあります。

おわりに:日常生活を見直してみることも大切

喫煙や飲酒、塩分の取りすぎなどの生活習慣が、胃癌の主な要因と考えられています。日ごろから意識することで罹患率を減らすことができるので、日常生活を見直してみてはいかがでしょうか。また、胃癌は早期発見できれば完治が可能な癌とされています。早期発見のためには、定期健診を忘れずに受けることが重要です。胃癌のスクリーニング検査は、1年に一回受けることをおすすめします。
【厚生労働省ホームページを編集して作成 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei15/dl/11_h7.pdf

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