キャンプを1.5倍楽しむための、安全なテントの張り方

2017/3/1

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

キャンプは、大人も子どもも、大自然の中で思いっきり自由に過ごせて、自分で作った食事を食べたり、星空の下で寝たりできるので、家族全員でとても楽しめますよね。しかも、あまりお金をかける必要もありません。

でも、相手にするのは大自然。雨風を防ぐため、ぐっすりと眠るため、虫を除けるためにテントは重要になります。

これからキャンプに行く予定がある方は、この記事で、テントの張り方、テントで注意すべきことを知って、安全に楽しいキャンプにしましょう。

テントに関する事故に注意する

テントにまつわる事故としてよくあるのは、張り綱に脚を引っ掛けたり、テント用のペグを踏んでしまうといったことがあります。特に夜にキャンプ場を歩き回る際は、テントから十分に離れて歩くようにしましょう。

安全にテントを張るための注意点

テントを安全にために、以下のことに注意しましょう。
・可能であれば、明るい色の張り綱を使うか、蛍光タグのついているものを選び、夜間でも目立つように工夫する
・キャンプに行く前に、一度テントを張る練習をしておく
・必要な道具を持ったかどうか、出発の前に確認する
忘れ物があると、代用品を現地で調達しなければならなくなります。
・木のすぐ下や、川の土手近くにはテントを張らない
・歩道や車道に張り綱を伸ばさないようにする
・保護者は、常に子どもに目が行き届くようにする
特に、キャンプの初日と最終日は、親がテントを張ったり片付けたりしている隙にどこかへ行ってしまうことがあるので十分に注意してください。

テントまわりで注意すべき火の取扱い

テントを張る際、火の取り扱いについて、以下のことに注意してください。
・テントを張る場所をよく考える
必ず日が暮れる前に張る場所を決め、ほかの人がどこで火を使うかを確認しておきましょう。
・テントを張る際は、ほかのテントから十分に離れたところに張る
万が一テントに火が燃え移ってしまった時のことを考えて、燃えてしまってもそれ以上広がらないようにしましょう。また、キャンプ場によってはテントの間隔が決められているところもあります。キャンプ場の利用規定を事前によく確認しておきましょう。
・テントの中で調理をしない
耐火性のテントでも、火が燃え移る可能性はゼロではありません。さらに、一酸化炭素中毒の危険性もあります。
・テントの中では、ガスボンベ、石油燃料、変性アルコール燃料を使わない
火が燃え移る可能性のある液体やガスボンベはテントの外に置くようにし、子供の手の届かないところに置いてください。
・テントの中では、火がむき出しになるようなキャンドルやライターは使用しない
・石油燃焼系の物質はテントの中や近くで使用しない
・キャンプ場の消火施設について必ず確認する
水を確保できる一番近い場所を確認するようにしてください。
・テントの中ではタバコを吸わない

テントの中で火災が発生してしまったら

・全員を素早くテントの外に避難させる
テントに引火すると、とても短い時間で火が燃え広がるのでスピーディーに行動してください。
・服に火が燃え移っても、走り回ったりしない
走り回ってしまうと、かえって火が広がってしまいます。火を消すために、地面に横たわってゴロゴロと転がるか、重い生地(毛布やコートなど)を使って火をもみ消してください。
・消防車呼んで、できる限りの位置を伝える
携帯電話のGPSが機能していれば、自動的に伝わる可能性もありますが、わかりやすいように伝えましょう。

おわりに:安全に注意してテントを張りましょう

キャンプに行った際の、安全面で注意すべきことを紹介してきました。せっかくの楽しいキャンプも事故やケガをしてしまっては台無しになってしまいます。家族の思い出づくりのために、不安なくキャンプを楽しむためにも、安全に過ごすための方法を知っておきましょう。

この記事に含まれるキーワード

アウトドア(2) ケガ(4) キャンプ(4) テント(2) やけど(2)