シーバックソーン

2017/9/21

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

シーバックソーンは葉が(あるいはジュースにされる果実が)時折全般的な抗炎症、また抗酸化目的で補給される植物です。この植物は健康的なものではありますが、その補給を支持するような独特な論文はありません。

冷凍宅配食の「ナッシュ」
冷凍宅配食の「ナッシュ」

概要


サプリメントとしてのシーバックソーンは植物の葉か、植物がつける果実どちらも使うことができます。加えて、果実は乾燥粉末でも果実から抽出したオイルの形でも補給することができます。植物全体が生物活性物質だと考えられているのです。

シーバックソーンはフラボノイドの宝庫であり、構造的にはケルセチンとケンぺロールに関係しています。シーバックソーンにはプロシアニジン(カテキン分子の鎖)を他の植物のように含んでいます。エピガロカテキンとガロカテキンも同様です(緑茶のカテキンの半分です)。シーバックソーンについて、その特徴的な能力はそれほど研究されていないのですが(その分子はまだよく研究されていません)、共通のフラボノイドのよい源であると考えられています。

この植物は歴史的に心血管と血液の健康のために使われてきており、ネズミの心臓自体が守られるほか、健康な人以外が多めに補給をすると、抗血小板効果が発揮されるという事が分かっています。シーバックソーンのほかの利点は、完全にこの植物に特有のものではありませんが、傷の治癒を早めること、経口摂取による肌の質の向上、神経保護特性の向上です。

シーバックソーンは、他のフラボノイドが効果を発揮する多くの共通する健康上の目標を達成するのを助ける働きをし、伝統医学に大きな基盤があるように考えられる一方で、この植物について、非常に独特な特性や分子はまだ発見されていません。現在、シーバックソーンは健康的であるといわれますが、他のより効果的なものに対し、この植物の補給を推奨する理由は何一つないのです。

基礎知識

注意事項

シーバックソーンの葉と果実は両方とも粉末状のもので補給することができ、果実からとれるオイルでも大丈夫です。経口服用で、すべてのパーツが人体に効きます。

摂取方法


シーバックソーンは乾燥した植物体の抽出物(果実も葉も両方とも効き目が見込めます)でも、果実から取れるオイルによっても補給できます。

乾燥した抽出物を補給するならば、500~2000mgの範囲のものが果実の抽出物でも、葉の抽出物でも適用されます。オイルについては、少し多めの範囲が(2000~5000mg)1日に適用されます。

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