セイヨウタンポポ

2017/9/13

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

概要


セイヨウタンポポは、タンポポという名で親しみ深く、ほとんどの人が雑草と呼びますが、実は野菜です。タンポポは時々サラダに生で使われますし、東アジアの国々で、少ないながら、伝統的な使われ方をしています。また利尿効果もあるため、世界中で利用されています。

タンポポは主に利尿薬として摂取される一方で、この効果の真偽に関して、十分な証拠が存在するとは言い難いです。

タンポポには、他にも様々な健康に有益な効果があるかもしれないということを、動物実験やin Vitroでの研究は示していますが、これらの効果を遡って、タンポポから見つかる個々の化合物にまでたどり着くには、より多くの研究が必要となってきます。タンポポで見つかる多くの化合物は他の薬草からも見つけることができるため、他の植物から摂取したほうがもっと効果的となる可能性もあります。

齧歯動物で行われた数少ない実験から、タンポポは、胃から小腸に出て行く食べ物の割合を増やすことで、消化を楽にすることができるかもしれないということがわかっています。また、膵臓を保護する働きがある可能性も出てきています。さらに、予備的証拠によると、タンポポは抗アレルギー性の特性を少し有する可能性がありますが、これを裏付けるにはさらなる研究が必要となるでしょう。

タンポポはサラダに使用することができます。およそ100グラムのタンポポを食べることで、カロリーを全く、あるいは少ししか摂取することなく、一日に必要なカリウム量の約10~15%を摂取することができます。現時点では、タンポポを食べることでもたらされる影響について、人間を対象にして十分な研究が行われていないため、タンポポの摂取を推奨することはできない状況です。また、自然に生えているタンポポを食べることも推奨されていません。特に都市や都市郊外に生えているものは、殺虫剤に晒されている可能性があるので、食べないようにしましょう。

基礎知識

混同注意

ヤマブシタケ

注意事項

・都市や都市郊外に生えているタンポポは、その雑草と呼ばれる立ち位置から、殺虫剤に晒されている恐れがあるため、自然に生えているタンポポを食べることはおすすめしません。
・吸収作用を減少させることによって、シプロフロキサシンとの有害な相互作用が起こる危険性があります。

摂取方法


約100グラムのタンポポをサラダに使うことで、一日に必要なカリウム量の10~15%を摂取することができます。

上記の服用量は、タンポポの乾燥重量で考えた場合、含まれている水分量が87~90%であることを考えると、およそ10グラムの時と等しいです。

タンポポを食べることでもたらされる影響について、人間を対象にした実験が十分に行われていないため、タンポポの摂取は、現時点では推奨できない状況です。また、自然に生えているタンポポを食べることも推奨されていません。特に都市や都市郊外に生えているものは、殺虫剤に晒されている可能性があるので、食べないようにしましょう。

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