ボトックス注射で辛い肩こりが改善する?!

2018/2/20

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

日々のパソコン業務による辛い「肩こり」。「整体に定期的に行っているけれど、すぐにぶり返してしまう」とお悩みの方は非常に多いです。今回は、そんな慢性的な肩こりでお悩みの方におすすめの治療法・「ボトックス注射」についてご紹介していきます。

そもそも、肩こりが起こる原因は?

一般に症状を抱える人の多い肩こりは、首から背中の上部、肩や上腕に関わる筋肉に、鈍い痛みやこわばり、圧迫感、違和感、不快感を伴う症状です。

発症の原因としては、同じ姿勢を維持したことによる首や筋肉の張り、血行不良が挙げられます。デスクワークでパソコン、日常的にスマートフォンを使う方は、前かがみの姿勢を長く続けることで首や背中の筋肉に負担をかけて、肩こりを引き起こしやすくなります。また、猫背の方は元々肩や首に負担のかかりやすい姿勢にあります。

ボトックス注射で肩こりが改善する理由

肩こりの主な原因となる僧帽筋(そうぼうきん)は、首から背中に広がる筋肉です。デスクワークなどで同じ姿勢を維持すると、僧帽筋がだんだんと固まってきて、僧帽筋が局所的または全体的に張ってしまうと、肩こりを生じるようになります。どの箇所が張るかによって、症状は一人ひとり異なりますが、このように肩こりは背中を覆う筋肉からくるもののため、マッサージや整体などの施術では一時的な症状緩和はできても、根治は難しいでしょう。

そこで有効なのがボトックス注射です。ボトックス注射は、筋肉の動きを制御したり、痛みを軽減できる注射をして肩こりを治す治療法です。患部にピンポイントで注射できるので、筋肉の動きを抑え肩こりを解消しやすくなるのです。注射から10日程で効果を実感でき、およそ4~5ヶ月効果が持続します。

注射をするのは1回で良いの?

ボトックス注射は、5回程打つのが目安と言われます。2年程治療を継続すれば、患部の筋肉自体が収縮しなくなり、肩こりを感じなくなります。イメージとしては、寝たきりの人が立てなくなるのと同じ原理ですが、こり玉という部分のみ筋肉が動かなくなるので、他部位への影響はありません。そのため、職業に関わらず治療を受けられます。肩こりで原因となる部位はほんの一部であり、その凝り固まった部位をピンポイントで治療できるのがボトックス注射のメリットなのです。

ボトックス注射は、ボツリヌス菌を使用しているため副作用を心配される方もいるかもしれませんが、使用時には無毒化したものを安全性を高めて使用しています。副作用の心配はないと考えていいでしょう。

おわりに:慢性的な肩こりで悩んでいる方は試してみる価値があるかも

マッサージや整体に何度通っても、肩こりを再発していた方にこそ有効なのがボトックス注射かもしれません。治療を継続することでより効果を実感できます。仕事柄、パソコンやスマートフォンを使う機会の多い方におすすめの治療法です。

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