不妊治療の漢方薬に 効果はあるの?費用は医療費控除できる?

2018/6/8 記事改定日: 2018/7/24
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前田 裕斗 先生

記事監修医師

前田 裕斗 先生

さまざまな方法がある不妊治療ですが、漢方薬を使った治療法もあります。
この記事では、漢方薬を使った不妊治療の目的や効果、注意点などをお伝えします。

漢方を使った不妊治療の目的とは?

漢方を使った不妊治療は直接不妊の原因となる病気にアプローチをするわけではなく、全体的な体の調子を整えて“妊娠しやすい体”を作る目的で行われることが多いです。
具体的には全身の血流をよくすることでホルモンを卵巣に届きやすくする、卵巣機能を高めるなどの効果が期待できます。

漢方は男性の不妊治療にも効果があるの?

漢方薬による不妊治療は男性の症状も改善します。
男性のストレスによるEDや精子状態の悪化などの症状に対してそれぞれに応じた処方を行い、疲労、ストレスの軽減し、EDの回復、精子の量・運動率の改善などを行います。

不妊治療で漢方を使いたいときの注意点

上の項目で説明したように、漢方薬を使った不妊治療の目的は全体的な体の調子を整えて“妊娠しやすい体”を作ることです。体質の改善にはまず体のバランスを整えることが必要ですが、どこのバランスが乱れているのか自己判断をするのは難しいです。

また、一人ひとりの体質が異なるように、他の人に合う漢方薬が自分に合うとは限りません。
また、自分の体質に合わない漢方薬を服用すると、じんましん、発熱、食欲不振、むくみなどの副作用が起きたり漢方薬が効きすぎてしまうことがあります。
初めて漢方を使用する際は、産婦人科医や専門医に処方してもらうようにしてください。

不妊治療で処方された漢方薬は、医療費控除や助成金の対象になる?

不妊治療は様々な検査を行った上で治療方針を決めていきますが、基本的に医療機関で行われた検査・治療は全て医療費控除の対象となります。そのため、医師から処方された漢方薬も対象となります。
また、不妊治療を行う場合には助成金を受け取ることができます。助成金の対象者や医療費の範囲は自治体によって異なりますが、多くの自治体では女性の年齢が43歳未満のカップルに対して、人工授精や体外受精などより高度に医療の介入を必要とし、高額な医療費が必要となる治療を受けた場合に助成金が交付されます。不妊治療を受けている人は、自身が助成金の対象になるかどうかを自治体に問合わせてから申請するようにしましょう。

おわりに:不妊治療には漢方薬という選択肢もある

漢方薬での不妊治療は通常の不妊治療とは異なり、直接的なアプローチではなく根本的な体質改善を目的としています。
妊娠しやすい体質作りの一環として、通常の不妊治療の補助的な役割として取り組んでみてはいかがでしょうか?

(※通常の不妊治療を行っているあるいは行う予定の方は、漢方薬による治療と並行して良いかどうかを必ず医師に確認してください)

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