ライブや日常生活の音で難聴に!?聴力の低下を防ぐためのポイント②

2017/3/23

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

「聴力の低下を防ぐためのポイント」。

前回の記事では、
難聴にならないための基本的なポイントや、
何デシベルから難聴になる可能性があるのか、
などをお伝えしてきました。

この記事では、聴力の低下を防ぐために具体的にどうすればいいのかについてご紹介していきます!

1.耳栓を使う

音が大きくなるほど、聞く時間が長くなるほど、聴力低下の可能性は高くなります。

耳栓や耳あてで耳を守り、できるだけ早く大音量から距離を置いてください。その場を離れることができない場合は、定期的に休憩を取ってください。10分休憩すれば耳も同じ時間だけ休めます。

2.音楽プレーヤーの音量を下げる

「周囲の騒音をかき消すために、音楽プレーヤーで大音量の音楽を聴く」という人もたくさんいると思いますが、これはやめてください。

音量の大きさに不快感を感じたり、ヘッドホンをしているときに周りの音が聞こえなかったりするなら音量が大きすぎます。あなたのヘッドホンでの音楽が隣の人にも聞こえるようであれば、音が大きすぎるということになります。

3.60:60ルール

MP3プレーヤーの音楽を安全に楽しむには、最大音量の60%の音量にし、1日に聴くのは60分未満にしてください。

4.イヤホンではなくヘッドホンに

音楽プレーヤーで音楽を聞くときは、雑音をシャットアウトするヘッドホンを選択するか、耳あてタイプのレトロなヘッドホンを使ってください。周りの雑音を遮断しつつ、音量を下げることができます。一方のイヤホンは、周りの雑音を吸収する性能が低いです。

ただし、ヘッドホンを使う場合も定期的に休憩を取って耳を休めるようにしてください。

5.テレビやラジオの音量も下げる

テレビ、ラジオの音量も下げてください。
音量を少し小さくするだけでも、聴力低下のリスクを減らすのに大きな効果があります。目安としては、声を大きくしないと自分の言っていることが聞こえないような音量の場合、音楽を下げる必要があります。

6.ライブでは耳栓をつける

耳栓を使えば、音量を平均15〜35デシベル下げることができます。会場によっては耳栓を配布している場合もあるくらいです。耳栓によって音楽の楽しさを損なうことはありません。

7.職場の騒音を我慢しない

職場がうるさい場合は人事部に相談し、騒音をどのように減らすか、どのように聴力低下を防げばいいか相談してください。

8.耳の保護具を着用する

パワードリル、のこぎり、研磨機、芝刈り機などの音の大きい道具を使う場合は、耳の保護具(耳栓または耳あて)を着用するようにしましょう。

9.車など狭いところで大音量の音楽を聴かない

狭いスペースで音楽を聴くと、聴覚障害のリスクが高くなります。音楽を長時間大音量で聴くのはやめましょう。

10.耳を休ませる

大きな騒音にさらされた後は、耳を休ませる時間を作ってください。
たとえば、クラブなどで100dBの音を約2時間聞いた後は、耳が回復するには少なくとも16時間の休息が必要です。耳の休憩時間を短くすると、慢性的な難聴になる危険性が高まります。

おわりに

「イヤホンではなくヘッドホンを使う」「ライブでも耳栓をする」といったちょっとしたことで、聴力が低下するリスクを減らすことができます!難聴になってせっかくの音楽が楽しめなくなってしまっては勿体ないので、いまからしっかり対策をしていきましょう。

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