記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/5/7 記事改定日: 2018/10/16
記事改定回数:1回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
女性や高齢者にはお悩みの方が多い便秘。今回の記事では、そんな便秘を解消する運動や、即効性のある運動、寝ながらできる運動などをご紹介します。
体力が落ちている高齢者におすすめの運動も紹介していくので、参考にしてください。
便秘の解消に効果的な運動は、ストレッチやヨガ、腹筋などです。おすすめのものをいくつかご紹介します。
腸が刺激を受け、排便しやすくなるといわれています。
体を思い切り伸ばすことによって腸への刺激が大きくなり、血流も良くなるため便通の改善効果が期待できます。
ヨガでの深い呼吸は副交感神経に作用するため、腸の機能を活性化させる効果もあります。これにより便秘が改善しやすくなります。
腹筋を鍛えることによって排便時に力みやすくなり、また血行が促進されることで腸が活発化し、排便されやすくなります。
便秘に効く運動のうち、即効性が期待できるのが「つま先立ち」です。やり方は以下の通りです。
つま先立ちによってふくらはぎの筋肉が上に押し上げられることで、血流が改善し、腸の動きが活発化します。これにより、排便されやすくなります。
腸の蠕動運動を促すストレッチのうち、寝ながらできるものを一つご紹介します。
高齢者は腸の蠕動運動が低下しやすく、体内の水分保持力も低下しているため水分不足にもなりやすい傾向にあります。このため、高齢者は慢性的な便秘に悩んでいる人が多くいます。
場合によっては医療機関から処方される便秘薬などを使用することも必要となりますが、日常の中でエクササイズを行うことで便秘の解消・予防を行うことも可能です。
便秘に悩んでいる高齢者には、以下のようなエクササイズをおすすめします。
仰向けに横たわり、両膝を曲げて胸にくっつけるように丸まり、両手で膝を抱えます。この状態でお尻を浮かせたり戻したりを10回ほど繰り返します。
毎日続けることで、腹筋が鍛えられて排便がスムーズに行えるようになるだけでなく、腸を刺激して蠕動運動を活発化することで、便秘を解消することも可能です。
まっすぐに背筋を伸ばした状態で座り、両肘を曲げたまま肩の高さまで上げます。腰を回すようにして、片方の手をもう片方の手にくっつけます。そのままお腹に力を入れて3秒ほどキープ。ゆっくり元に戻したら左右反対方向で同様の動作を行います。
座りながらにして腹筋を鍛え、腸を刺激することができますので脚の悪い方で無理なく行うことができます。
ご紹介した運動はいずれも手軽に取り入れやすいものばかりです。便秘でお悩みの方は、食生活の改善と併せ、これらの運動を習慣化してみてはいかがでしょうか。
この記事の続きはこちら