血管年齢を若返らせて冷え性を改善しよう!

2018/9/2

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

特に女性に多いといわれる「冷え性」。なかなか改善しない厄介な症状ですが、実は血管年齢が若返ると、冷え性が改善する可能性があるといわれています。詳しくは以降で解説します。

冷え性の人は血管年齢が高い!?

近年の研究によって、冷え性の人は健康な人よりも血管が硬い―つまり血管年齢が高い状態ということがわかってきています。冷え性の人は、手や足の指先の血行が悪い傾向にありますが、この血流の悪さこそが血管を硬くし、老化させる原因である可能性が高いのです。

毛細血管の劣化で、全身も冷えるように

冷え性の人は、体の血液循環が悪くなっているため、血液が行き届かない末梢神経は酸素・栄養不足に陥り、損傷していきます。そして毛細血管が衰え、幽霊のように消えてしまう「ゴースト血管」の状態になると、それにつながる主要な血管の血行も悪化するために、指先だけでなく全身が冷えるようになるのです。

血管年齢を若返らせて冷え性を改善しよう!

血管年齢を若返らせる効果が見込める、手軽な方法をいくつかご紹介します。

ストレッチ

下記のストレッチを、1日2回行ってみてください(痛みを感じたらすぐに中止し、疾患のある人は実践前に必ず主治医に相談してください)。

  1. 正座の姿勢になったあと、両手を前につき、片足を後方へ伸ばす
  2. そのまま腰を曲げず、顔は正面を向いたままで、太ももの付け根を30秒ほど伸ばす。もう片足も同様に行う。
  3. 次は立ち姿勢に戻り、片足の膝を押さえる
  4. 逆側の足をゆっくり曲げながら腰を後方へ引き、30秒ほど膝裏を伸ばす。もう片足も行う
  5. 正座の姿勢に戻り、片足を立てる
  6. 立てた足の膝の上に両手を乗せ、逆側の足を軽く外側に開く
  7. 立てた足の太ももに胸がつくようにして、体を前方に傾けて伸ばす。これを30秒ほどキープ。もう片足も行う
  8. 正座の姿勢に戻り、両手を後ろについて、片足を前方に伸ばす
  9. 逆側の足のかかとを、お尻にくっつける。これを30秒ほどキープ。もう片足も行う
  10. 仰向けの姿勢になり、両手で片足の膝を抱える
  11. そのままお腹に太ももを近づけ、30秒ほどキープ。もう片足も行う

マッサージ

ふくらはぎのマッサージ

  1. マッサージオイルを片足に塗り、ふくらはぎを両手で包みながら、膝裏に向かってやさしくさすり上げる
  2. そのまま両手でふくらはぎを強く握るようにして、足首から膝裏に向け、ふくらはぎの内側を両手の親指で押す。これをもう片足も行う

指先のマッサージ

  1. 両手を組み合わせる
  2. そのまま指先同士を何度もこすり合わせる

おわりに:ストレッチやマッサージで血管年齢の改善を

冷え性の人は血流が悪いために、血管に酸素や栄養が行き届かず、血管が硬くなってしまう可能性があります。しかし血管年齢はご紹介したストレッチやマッサージ、あるいは食生活の改善などで若返るといわれているので、冷え性にお悩みの方はぜひ実践して、血管の健康状態をよくしていってください。

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