BCGの予防接種とは?受けられるのはいつまで?服装や持ち物は?

2018/9/5

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

BCGの予防接種は、いつまでに受けるべきものなのでしょうか。また、接種にいく当日はどんな服装や持ち物が必要なのでしょうか。以降で解説します。

BCGの予防接種ってどういうもの?

BCGとは、結核を予防するワクチンの通称です。乳幼児期に接種することが多いワクチンですが、乳幼児期にBCGを接種することにより、結核の発症を52~74%程度、重篤な髄膜炎や全身性の結核に関しては64~78%程度予防することができると考えられています。

さらに一度BCGワクチンを接種すれば、その効果は10~15年程度続くと考えられており、日本では長年にわたって使用されているワクチンとなります。

BCGの予防接種はいつまでに受ければいい?

BCGの予防接種を受ける接種年齢は、実は変わっていたということをご存知でしょうか。ひと昔前までは4歳までの子供のうち、ツベルクリン反応が陰性の子供にのみ接種されていました。しかし、平成17年の4月以降では、生後6か月までのすべての子供にBCGを接種するというように変更されています。

なぜ変更されたかというと、今まで行われていたツベルクリン反応検査を用いた健診で発見された結核患者は非常に少なく、0~3歳の乳幼児の約120万人のうち13人程度しか発見されていませんでした。また、結核に感染していないのに陽性反応が出てしまうこともあり、結果的にBCGを接種する必要があるのに受けられないケースも多々見られていたことが今回の変更の理由とされています。

なお、地理的な条件などでやむを得ない場合は1歳未満での接種も可としています。

事情があって1歳までに予防接種を受けられなかった場合は?

長期の入院などやむを得ない事情によって1歳までに予防接種が受けられなかった場合、特別な事情により予防接種を受けることができなかったと認められた場合に限り、4歳に至るまでであり、その特別な事情がなくなった日から2年を経過するまでであれば定期接種の対象となります。

特別な事情については厚生労働省により決められており、重症複合免疫不全症、無ガンマグロブリン血症その他免疫の機能に支障を生じさせる重篤な疾病に罹患した場合、白血病、再生不良性貧血、重症筋無力症、若年性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、ネフローゼ症候群その他免疫の機能を抑制する治療を必要とする重篤な疾病に罹患した場合としています。

また、これらの疾病に準ずると認められる疾病に罹患した場合も、特別な事情として認められます。他にも臓器の移植を受けた後、免疫の機能を抑制する治療を受けたことや、これに準ずる治療をしていた場合も特別な事情の対象になります。

BCGの予防接種を受けにいくときの服装や持ち物は?

BCGの予防接種を受けに行く際は、着脱のしやすい服装で受けに行くようにしましょう。必要な持ち物は、母子手帳、健康保険証、診察券、医療証、予防接種の予診票などです。
他にも子供が大泣きして衣服をよだれで汚したりしないよう、よだれかけやガーゼタオル、ハンカチなどもあると良いでしょう。

またBCG接種後は、腕にお薬が着いたまま乾くまで待合室で待つ場合がほとんどです。待っている間に保護者の方の髪の毛に薬がついてしまわないように。髪の長い方は髪をひとくくりに縛っておけるゴムなどがあると良いでしょう。

おわりに:BCGは生後6ヶ月までに受けるのが原則

 

BCGの予防接種を受けるべき期間は、基本的に生後6ヶ月までと決められています。ただ、事情があってこの期間に接種が受けられなかった場合、理由によっては定期接種の対象となることがあります。該当するか知りたい方は、詳しくはお住まいの自治体にお尋ねください。

厚生労働省ホームページを編集して作成 】

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