オスグッドはストレッチで解消しよう!おすすめの方法をご紹介!

2018/9/7

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

オスグッド病は10歳から15歳頃の子どもに多く見られ、特にサッカーや野球などのスポーツをしていると起こりやすいです。今回は「オスグッド病による症状」と「痛みを解消するためのストレッチ法」についてご紹介します。

オスグッドってどんな症状?

オスグッド病(以下、オスグッド)とは脛骨結節(ひざのお皿の下の骨)が徐々に出てくる病気で、それに伴ってひざ周辺に痛みが生じます。また、赤く腫れたり、熱を持ったりする場合もあります。そのため、お子さんに以下のようなトラブルがある場合は、オスグッド病が疑われます。

  • 運動中に膝が痛んでしまい、十分なパフォーマンスを発揮できない
  • 運動前後にストレッチをしているが、運動中に痛みが出てしまう
  • 湿布薬や鎮痛剤を使用しているが、運動中の痛みが続いている
  • 少し休めば痛みは和らぐが、運動を再開すると痛みを伴う

このように運動中にひざの痛みを伴う場合は、オスグッド病を発症している可能性があります。この理由は飛ぶ、はねる、ボールを蹴るといった動作の繰り返しが、病気の発症と関係しているからです。もし気になる症状がある場合は、一度医師に相談するといいでしょう。

オスグッドの痛みを解消するストレッチは?

オスグッドによってひざが痛む場合は、無理にスポーツを行わないようにし、安静にすることが大事です。また、「大腿四頭筋のストレッチ」を行うことで、痛みの軽減や、悪化の防止なども期待できます。そこで、大腿四頭筋のストレッチ法を2種類ご紹介します。

大腿四頭筋のストレッチ法:その1

まずは「立ったまま行うストレッチ法」です。大腿四頭筋のストレッチ法の中でも比較的簡単なので、運動前後に取り入れると良いでしょう。手順は以下のとおりになっています。

  1. まずは右手を壁などに置き、身体を安定させて立ちます。
  2. 次に左手で左足の甲を持ち、膝を曲げて、かかとをお尻の方に近づけます。
  3. 太ももが伸びているのを感じながら、そのままの状態を20秒ほど維持します。
  4. 20秒経ったら、左足をゆっくりと戻します。そして反対側の足も行いましょう。

大腿四頭筋のストレッチ法:その2

続いて「座った状態で行うストレッチ法」です。床でもできるストレッチですが、マットなどを用意しておくと良いかと思います。ストレッチの手順は以下のとおりです。

  1. まずは両足を前方向に起き、身体の後ろに手をつきます。
  2. 左足だけ正座をするように、膝を曲げます。
  3. 上体をゆっくりと後ろに倒し、太ももが伸びている状態を20秒ほど維持します。
  4. 20秒経ったら、上体をゆっくりと戻ります。そして反対側の足も同様に行います。

ストレッチをする際に注意すべきポイント

ストレッチを行う際には、以下のポイントを守るようにしてください。これらはストレッチの効果を高めるためだけでなく、ストレッチによる事故を防ぐためにも大切になります。

  • 無理に身体を伸ばさず、「気持ちよい」と感じる程度にすること
  • ストレッチ中は息を止めたりせず、ゆっくりと呼吸をすること
  • (入浴後など)十分に身体が温まった状態でストレッチを行うこと

なお、オスグッドを発症すると、3カ月~6カ月程度は症状が続きます。もし「大腿四頭筋のストレッチ」を行ってもひざの痛みが続くようであれば、医師に相談してください。

おわりに:ストレッチでひざの痛みを和らげましょう!

オスグッドは成長期に見られる病気なので、基本的に成長期が終了すれば病気も治癒していきます。ただ、それでもスポーツしたい場合は、運動前後に「大腿四頭筋のストレッチ」を行うといいでしょう。なお、実際に取り組む前には、医師から指示を受けるようにしてください。

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