記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/9/7
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
オスグッド病は10歳から15歳頃の子どもに多く見られ、特にサッカーや野球などのスポーツをしていると起こりやすいです。今回は「オスグッド病による症状」と「痛みを解消するためのストレッチ法」についてご紹介します。
オスグッド病(以下、オスグッド)とは脛骨結節(ひざのお皿の下の骨)が徐々に出てくる病気で、それに伴ってひざ周辺に痛みが生じます。また、赤く腫れたり、熱を持ったりする場合もあります。そのため、お子さんに以下のようなトラブルがある場合は、オスグッド病が疑われます。
このように運動中にひざの痛みを伴う場合は、オスグッド病を発症している可能性があります。この理由は飛ぶ、はねる、ボールを蹴るといった動作の繰り返しが、病気の発症と関係しているからです。もし気になる症状がある場合は、一度医師に相談するといいでしょう。
オスグッドによってひざが痛む場合は、無理にスポーツを行わないようにし、安静にすることが大事です。また、「大腿四頭筋のストレッチ」を行うことで、痛みの軽減や、悪化の防止なども期待できます。そこで、大腿四頭筋のストレッチ法を2種類ご紹介します。
まずは「立ったまま行うストレッチ法」です。大腿四頭筋のストレッチ法の中でも比較的簡単なので、運動前後に取り入れると良いでしょう。手順は以下のとおりになっています。
続いて「座った状態で行うストレッチ法」です。床でもできるストレッチですが、マットなどを用意しておくと良いかと思います。ストレッチの手順は以下のとおりです。
ストレッチを行う際には、以下のポイントを守るようにしてください。これらはストレッチの効果を高めるためだけでなく、ストレッチによる事故を防ぐためにも大切になります。
なお、オスグッドを発症すると、3カ月~6カ月程度は症状が続きます。もし「大腿四頭筋のストレッチ」を行ってもひざの痛みが続くようであれば、医師に相談してください。
オスグッドは成長期に見られる病気なので、基本的に成長期が終了すれば病気も治癒していきます。ただ、それでもスポーツしたい場合は、運動前後に「大腿四頭筋のストレッチ」を行うといいでしょう。なお、実際に取り組む前には、医師から指示を受けるようにしてください。
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