記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/10/1 記事改定日: 2019/5/29
記事改定回数:1回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
「万病のもと」といわれるほど、冷えは人間の健康に大きな影響を及ぼします。
特に筋肉量の少ない女性の場合、慢性的な冷えによる冷え性に悩む人も少なくありません。
今回は冷え性を温活で改善する方法について、おすすめの食材やレシピ、温活に効果的なアイテムとあわせてご紹介していきます。
冷え性では次のような症状が見られます。
これらの項目に当てはまる人は、冷え性や冷えに弱い体質であることが考えられます。
長期間にわたって身体が冷えた状態が続くと、深刻な自律神経失調症を発症してしまうこともありますので、冷房や服装を調整して身体を冷やしすぎないよう注意しましょう。
食べ物には味や食感の他にもそれぞれの特徴があると言われ、東洋医学では暑い土地で育つ食べ物を「陰性食品」、寒い土地で育つ食べ物を「陽性食品」と分類します。
温活には、寒い土地ではぐくまれて食べる人の身体を温める作用があるとされる「陽性食品」に分類される、以下の食材を積極的に摂ると良いとされています。
ここからは、前項で確認した温活に効果的な食材のうち、生姜などの香辛料や発酵食品をおいしく効率的に摂れるおすすめレシピを4つご紹介します。
このレシピは4人分の材料ですので、作る量にあわせて分量は適宜調整してください。
また、油揚げのかわりに油麩や麩を使用しても、おいしく作れます。
温活では、食事で体内から身体を温めるのと同じくらい、温活グッズを使って外側から身体を温めていくのもとても効果的です。
以下に、身体を温めるのに役立つ温活グッズをそれぞれの特徴と一緒にご紹介しますので、食事内容の見直しとあわせて使用してください。
胃腸や子宮・卵巣など、多くの臓器が集まるおなかが冷えると、そこに血液が集中するため末端冷え性を起こしやすくなります。
おなかを温めるだけで全身の血流改善や基礎代謝アップ、体温上昇に効果的ですので、夏でも薄手の腹巻を身に着けるようにしましょう。
足裏やふくらはぎの筋肉は、臓器に血液を返すポンプのような役割を果しています。
温活中は「頭寒足熱」を常に意識し、足元を冷やさないよう靴下やレッグウォーマーを使ってしっかり温めてください。
おなかから腰回り、膝下まで広く覆えるひざかけやブランケットも、温活におすすめです。
腹部から下半身をしっかり温めることで、全身の血流改善が期待できます。
制服などで日常的にスカートを着用するときなどに、下半身と腹部の冷えを防ぐのに役立つ温活グッズです。
太ももやおなか回りなど、冷えやすいところや太い血管が通っているところに当てると、温活にとても効果的です。
温活で冷え性を改善するには、身体の内側と外側の両面から、身体を温めるためのアプローチをするのが効果的です。具体的には、内側からは食事内容の見直し、外側からは腹巻やレッグウォーマーなど温活グッズを使って体温を上げる努力をすると良いでしょう。日常の食事や生活の習慣を少し変えるだけでも立派な温活になりますので、冷え性改善のために取り組んでみてくださいね。
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