胃もたれのときどんな食べ物を選べばいい?おすすめレシピもご紹介!

2018/10/3

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

胃から胸のあたりにかけての不快感や気持ち悪さを生じる胃もたれは、暴飲暴食やストレス、風邪などをきっかけに誰にでも起こり得る胃の不調です。
今回は胃もたれしたときの食事について、胃もたれしたときに摂るべき栄養素や胃にやさしいおすすめのレシピをご紹介していきます。

胃もたれでつらいとき、どんな食事を摂ればいい?

胃もたれを起こしたときは、消化を助けてくれる下記の栄養素を含んだ食材を積極的に摂ると良いとされます。
以下に、胃もたれの改善に効果的な栄養素と食材を一緒にご紹介していきます。

  • 消化酵素ジアスターゼ、アミラーゼを豊富に含む「大根」や「かぶ」「山芋」
  • 胃粘膜を保護する働きのあるビタミンU(キャベジン)が豊富な「キャベツ」
  • 胃腸の働きをサポートしてくれるクエン酸豊富な「梅干し」
  • 脂肪が少なく胃腸をいたわるタンパク質豊富な「豆腐」「卵」「白身魚」「ささみ」
  • 炭水化物のうち、特に消化しやすい「おかゆ」「雑炊」「うどん」

なお、胃もたれしているときには消化に時間のかかるサラダや刺身などの生ものや、脂質の多い肉の脂身や揚げ物は避けるべきです。

上記に挙げた胃もたれに良い食材は煮物、蒸し物、おひたし、汁物、すりおろしなど料理してから食べると、胃への負担が少なくなるのでおすすめです。

胃にやさしいおすすめレシピをご紹介!

前項でご紹介した胃もたれに効果的な食材・調理法をふまえて、ここからは胃もたれを起こしている胃にやさしいレシピを4つ、ご紹介します。

胃に負担の少ない食材・調理法だけを使ったレシピですので、参考にしてください。

乾燥高菜と塩昆布で作るやさしいおかゆ

  1. ごはん200gは水で揉み洗いにし、2カップ半の水と一緒に鍋に移して、30分ほど水に浸し柔らかくしておきます。
  2. 浸しておいたごはんを水と一緒に火にかけ、沸騰したら弱火にして40分ほど煮込みます。
    このとき、途中で水気が亡くなるようなら適宜お湯を足してください。
  3. 最後に、具材兼味の決め手となる塩昆布大さじ1、乾燥高菜大さじ2を加えてかき混ぜれば出来上がりです。お好みで鮭やたらこ、梅干しなどをトッピングするのもおすすめです。

かぶの根と葉を使ったおかゆ

  1. お米1合分を洗って鍋に移し、900mL~1Lの水に30分ほど浸します。
    その間に、かぶの根の部分を4個をそれぞれ皮をむいて6~8等分にカットし、葉の部分は5mm幅のざく切りにしておきましょう。
  2. 米を浸しておいた鍋にふたをして沸騰するまで火にかけ、沸騰したところにかぶ・かぶの葉を全量入れてまぜ、再び沸騰するまで熱してください。
  3. かぶを入れた状態で沸騰したら中火に落とし、ふたを少しずらして煮込みます。
  4. 15分ほど煮込んだところでふたを開け、鍋底に焦げ付かないようかき混ぜながら数分熱し、木べらで鍋底をこすったときに底が見えるようになったらできあがりです。

胃にやさしい食材を使った白いサラダ

  1. 大根約7cm分を千切りに、かぶ1個をいちょう切りにしてそれぞれ塩もみし、その間に青じそ2枚を千切りにしておきましょう。
  2. 塩もみしておいた大根とかぶから水分が出てきたら、塩分を洗い流して水気を切り、青じそと一緒にボウルに入れて混ぜ合わせます。
  3. ここに梅味のドレッシング少々で味付けし、パセリやにんじんで彩りを添えたら完成です。

かぶを使ったポタージュスープ

  1. かぶ4個は皮をむき適当な大きさにざく切りしてから、さっと湯がいておきましょう。
  2. 次に、タマネギ1/2個を薄切りにカットし、お湯または水300ccに固形コンソメ1/2個を入れて溶かしておけば、下準備は完了です。
  3. 鍋を火にかけバター大さじ1を入れて溶かし、下茹でしておいたかぶとタマネギを投入して、火が全体に回るように強火で炒めていきます。
    ここに、あらかじめ用意しておいたコンソメスープを入れてかぶが柔らかくなるまで中火で煮込みます。
  4. かぶが煮えたら、スープ全量をミ滑らかになるまでキサーにかけ、再び鍋に戻します。
  5. 鍋を弱火にかけながら牛乳300ccを少しずつ加えてなじませ、煮立ったら塩コショウで込みの味に調えれば、できあがりです。

胃もたれのときにおすすめの飲み物は?

食材や料理とあわせて、胃もたれのときにおすすめの飲み物も知っておきましょう。
以下に、胃もたれに良い成分を含む飲み物を4つご紹介しますので、参考にしてください。

  • 胃粘膜を保護するカゼインを含む「牛乳」
  • 心身を落ち着かせ、粘膜の回復や整腸作用も期待できる「ココア」
  • タンパク質の消化を助ける酵素ブロメラインが含まれる「パイナップルジュール」
  • 胃腸に刺激を与え、消化を助けてくれる「炭酸水」

牛乳とココアはホットで、パイナップルジュールと炭酸水は常温で飲むのがおすすめです。

おわりに:胃もたれのときは胃に優しい食材・調理法の食事を摂ろう!

胃もたれを起こしている胃は、ストレスや暴飲暴食で疲弊して機能が低下しています。食事をするなら、胃もたれの改善に効果的で、消化を助ける作用のある食材を積極的に摂りましょう。また、冷たいものや生もの・油ものの消化は胃への負担が大きいので極力避け、できるだけ煮物・蒸し物・おひたし・汁物などの方法で料理するようにしてください。この記事でご紹介したレシピを参考に、胃もたれにやさしい料理を作ってみましょう。

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