記事監修医師
前田 裕斗 先生
2018/11/13
記事監修医師
前田 裕斗 先生
お腹の中で赤ちゃんを育てている「プレママ」に比べ、赤ちゃんの誕生を控えた「プレパパ」は出産前後の対応が遅れてしまったり行き届かなくなってしまう傾向があるようです。
この記事では、プレパパの人たちができる出産前の準備について紹介します。生まれてくる赤ちゃんのためにも、出産後のママのサポートのためにも、今後の夫婦の関係を良好に保つためにも、ぜひ参考にしてください。
出産予定日が近づいてくると、赤ちゃんと対面する日が待ち遠しくなりますね。しかし、いざ生まれた後は、ママもパパも赤ちゃん中心の生活で大忙しになります。夫婦二人きりでじっくり話す時間は、少なくなってしまうことも少なくないでしょう。
実は、出産直後の時期の夫婦の関係はとても大切で、その後の長い結婚生活にも影響を及ぼすという調査結果もあります。出産直後の夫の対応が悪いと妻から夫への愛情は減少し続ける一方で、夫婦で協力しあうことができれば、妻から夫への愛情は年々高まっていくのだそうです。
出産後、ママとパパがスムーズに協力しあうためにも、赤ちゃんを迎える前は、夫婦がお互いに向き合い、たくさんコミュニケーションをとってください。
特に大切なのは、夫婦の働き方について話し合っておくことです。産後で体が弱っているママひとりに育児を背負わせることなく、パパがどれだけ積極的に関わる時間を取れるかが大きなポイントになります。まだまだ理解が進まない職場も多くあるかもしれませんが、パパも育児休業をとることができれば理想的です。
父親としての自覚が芽生えることはもちろん、ママの身体や心をいたわり、その後も夫婦で良いパートナーシップを築いていくための礎になります。
最近では、プレママだけでなく、プレパパを対象にしたセミナーも多数開催されています。 赤ちゃんの身体や生活のリズムなどを知ることができたり、赤ちゃんのお人形を使って、肌着の着せ方や沐浴の仕方、おむつの替え方などを実習で学べたりするセミナーです。
生まれる前は「できそう」と思っていたことも、初めて赤ちゃんのお世話をするとなると、洋服の着せ方一つでも戸惑ってしまうものです。一度でも練習しておくことで、いざというときに慌てずに済む可能性が高まります。また、身に着けるべき肌着の素材や、必要な枚数なども知ることができるセミナーもあるので、ムダのない準備にもつながるでしょう。夫婦で予定を合わせて、ぜひ参加してみてください。
お腹の中に赤ちゃんがいて、日々成長を感じられるプレママに対して、プレパパはどうしても自分が父親になるという実感がわきにくいかもしれません。そのため最近では、プレパパも、妊娠によって日々変化するプレママの体調や赤ちゃんの様子などを知ることができるアプリが開発されています。
たとえば「トツキトオカ」というアプリでは、出産予定日や検診、体調の記録など、プレママに嬉しいスケジュール管理はもちろん、それをプレパパとシェアし、いっしょに妊娠期を乗り越えていくための機能が備わっています。その中でも特に、本物の赤ちゃんの成長に合わせて、アプリの中でバーチャルの赤ちゃんが成長し、プレパパに可愛いメッセージを送ってくれる機能が特徴的です。プレママへの体調への気遣いがしやすくなるだけでなく、パパも主体的に育児に取り組もうという意識が芽生えやすくなるので、おすすめです。
お腹の中に赤ちゃんがいるプレママに対して、プレパパはどうしても自分が父親になるという実感がわきにくいかもしれません。しかし、出産前に、働き方などを含めて夫婦でしっかり話し合ったり、プレパパセミナーやアプリなどを利用したりすることで、妊娠中や出産後もママや赤ちゃんにしっかり寄り添うことが大切です。
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