記事監修医師
前田 裕斗 先生
2018/10/1
記事監修医師
前田 裕斗 先生
プレパパセミナーという言葉を聞いたことはありますか?プレママは「これからママになる人」のことですから、プレパパは「これからパパになる人」のことです。
プレパパセミナーでは、これからパパになるための心構えや実際に赤ちゃんをお迎えしてからやるべきことなど、特に男性ではなかなか学ぶ機会のないことを学べる貴重な機会です。そんなプレパパセミナーについて、ご紹介します。
プレパパセミナーとは、ファミリアやミキハウスなどのベビー用品の大手メーカーの他、自治体やNGO団体が主催している「これからパパになる人」を対象としたセミナーです。無料のものから有料のものまであり、基本的にはプレママも一緒に夫婦で参加できるものが多いです。
赤ちゃんのお風呂に入れ方や肌着の着せ方などの扱い方を学べたり、妊婦体験ができたりするため、プレママの気持ちや育児の大変さを知ることができます。また、自治体が行っているセミナーでは同じ地域で同じ立場の参加者同士が知り合い、交流することもできるため非常に有意義です。
プレパパセミナーで体験できることは、主に以下のようなことです。
プレパパセミナーは、お腹の赤ちゃんの成長を日々感じては意識し、自然と情報を集めたり準備に勤しむプレママと違い、どうしても実感の湧きづらいプレパパにも赤ちゃんを迎える準備をしてもらうことが第一の目的です。ここでご紹介した体験の他、産まれる前に準備しておいた方が良いものや、ベビー服・お出かけグッズ、ベビーカーの選び方など、夫婦だけではわかりにくいこともプロのスタッフに相談することで、育児への不安をなくすことができます。
プレパパセミナーで学ぶメリットは、以下のようなことが挙げられます。
最も大きなメリットは、同じように子育てをしている人と交流したり、先輩パパの実体験を聞くことにより、赤ちゃんが産まれた後の家庭内で自分がどういった役割を果たすべきなのかを具体的にイメージすることができる点でしょう。具体的なイメージを描くことで、育児への不安を軽減することができます。また、通常、男性は体験することのない妊婦さんの大変さを知ることで、プレママのつらさを分かち合い、より共感しやすくなります。
働く女性にアンケートしたところによると、パパにしてほしい育児ランキングは、1位が子供と遊ぶ、2位が沐浴、3位がおむつ替えとなっています。子供との遊び方は各家庭によるところが大きいですが、沐浴やおむつ替えはたいていのプレパパセミナーで体験することができ、練習できます。これらのセミナーを上手に利用し、ぜひ積極的に育児に参加してみましょう。
プレママは、ママ友や雑誌・インターネットなど、情報を得やすいことが多いですが、プレパパである男性の場合はあまりパパ友同士で喋る習慣がなかったり、自分からインターネットで情報を得ることも少なく、育児に対しての漠然とした不安を抱えたまま出産を迎えてしまう人も少なくありません。
そこで、プレパパセミナーで体験や知識を身につけておけば、出産後も家庭に参加しやすくなります。ぜひ、プレパパセミナーに参加してみましょう。
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