へバーデン結節は何科で診てもらえる?どんな治療をするの?

2018/10/17

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

へバーデン結節は何科を受診すればいいのでしょうか?また、どのような治療をするのでしょうか?へバーテン結節で受診すべき診療科や治療法について解説していきます。

指の関節がおかしいな…と思ったら、何科に行けばいい?

指の関節の変形や腫れ、動かしにくさなど、へバーデン結節の症状がみられる場合は、整形外科を受診して保存療法の指導や投薬治療を行う必要があります。
また、以下のような場合は、手術が必要となる可能性があるため整形外科に行き相談しましょう。

  • 病態の進行に伴い保存療法では痛みが治まらなくなった
  • 変形の矯正をしたい
  • 水ぶくれの表面の皮膚が薄くなり破れそう

へバーデン結節で曲がった指は、治療で元に戻る?

へバーデン結節とは、年齢を重ねるとともに指の第1関節の変形が見られる病態のことで、第2関節に発症するものはブシャール結節と呼ばれています。
発症する原因は解明されておらず、病態の進行を抑えることはできますが、変形してしまった指を元の形に戻すことはできないとされています。変形した関節に対しては未だ根本的な治療法はなく、対症療法が治療の基本となります。

へバーデン結節は特に女性に多く発症する傾向があり、指先の変形が非常に気になるという人も少なくありません。
治療法はその人の症状や生活スタイルによって異なるため、症状が気になっていたり不安に思っている場合は一度医療機関を受診しましょう。

へバーデン結節の治療ではどんなことをする?

現在行われているへバーデン結節の治療は対症療法のみとなっているため、その人の関節の痛みや腫れの程度に応じて、固定・運動療法・鎮痛剤の投薬・ステロイド剤の関節内注射・手術(骨切除、関節固定)などが行われます。

発生初期に起こる強い痛みに対しては、患部を保護するための装具療法や、痛み止めの使用などが行われます。装具療法で使用される装具は、指先にはめて用いるキャップのようなもので、炎症が強いときの保護や安静を目的として使われます。キャップにラインストーンなどのアクセサリーを付けることも可能です。

腫脹や変形が残存している、痛みが持続する、水ぶくれ(粘液嚢腫)などが見られる場合は、手術を行う必要があります。症状に応じて行われる手術方法は異なりますが、腫脹や外見の改善を目的として小さな皮膚切開を行う場合や、高度な変形や持続する痛みの改善を目的として関節固定術が行われることなどがあります。多くの場合は日帰りでの外来手術が可能です。

治療時に気をつけること

関節が固まらないようにすること

関節がうまく曲がらなくなると、小さな物をつまんだり握る動作などに支障が出てしまいます。関節が固まらないようにするためには、多少の痛みがあっても極端な安静は避け、無理をしない程度に動かすことが大切です。

水ぶくれ(粘液嚢腫)が裂けないようにする

関節表面の皮膚に粘液嚢腫と呼ばれる透明な膨らみができた場合、安易に袋を裂いて中身の液体を外に出すと、傷跡から細菌感染して化膿性関節が起こる恐れがあります。自己判断で水ぶくれをつぶすことは避けましょう。

傷がない場合は経過観察を行いますが、もし裂けてしまった場合は傷の処置を行う必要があります。また、症状が悪化している場合は多発関節炎を引き起こす関節リウマチの可能性があるため、気になる症状がある場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

おわりに:症状が悪化した場合は整形外科の受診を

へバーデン結節の症状が悪化した場合は、整形外科を受診して保存療法の指導や投薬治療を受ける必要があります。病態の進行を抑えることはできますが、変形してしまった指を元の形に戻すことはできないため、治療では対症療法が基本となります。また、関節が固まらないように適度に動かしたり、水ぶくれが裂けないように注意することも大切です。

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