記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2023/9/6
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
季節の変わり目は体調を崩す人が多く、胃の不調を感じる人も増えてきます。胃の回復を促すためには、食事を工夫することが大切です。この記事では、季節の変わり目の胃の不調の回復を促すための食事のポイントについてお伝えしていきます。
夏から秋への季節の変わり目など、急に肌寒くなったことによる体の冷えや、寒暖差による自律神経の乱れは、胃の不調を引き起こすことがあります。季節の変わり目に胃が重い、食欲が出ないという症状がある人には、以下の食材を中心に、バランスが整った食事を摂ることを心がけましょう。
胃の調子が悪いときは、消化の良いものを食べるようにするのが基本です。消化に良いものとは「消化にかかる時間が短いもの」のことで、具体的には以下がポイントになります。
ごぼうやれんこん、納豆などの食物繊維が豊富な食べものは、消化に時間がかかるため胃に負担がかかります。胃が不調のときは、バナナやリンゴ、かぼちゃ、豆腐、キャベツ、大根、にんじんなどの食物繊維が少ない食べものを中心に献立を組み立てましょう。
豚バラや揚げ物などの脂っこいものは、消化に時間がかかるため、胃が不調なときは避けたほうがいいです。お肉を食べたいのであれば、鶏のささみなど脂肪分の少ないものを選びましょう。
食材を煮込んだり蒸したりするとやわらかくなり、また細かく刻んだりすりおろしたりすると、より食べやすく消化がスムーズになります。胃への負担を少しでも減らすために、調理工程にも一手間かけましょう。
塩分を多く含むものや辛いもの、甘いお菓子などは、消化時に胃の粘膜を刺激するため、胃の不調が悪化する恐れがあります。炭酸飲料やお酒、カフェインなども胃への刺激となるため、なるべく控えましょう。
摂取した食べものを蓄え、消化を行う胃は、食べものの影響を受けやすい器官です。胃の調子を整える食べものを摂取したり、胃に負担がかかる食べものを控えるなどして、胃の回復をサポートしていきましょう。
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