記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2026/2/19
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
寝起きの肩こりは、睡眠中の環境や日中の過ごし方、体の状態などが原因で起こっている可能性があります。このような肩こりは専門的な治療が必要になる場合もありますが、睡眠環境・生活習慣などの見直しで解消する可能性もあります。この記事では、寝起きに起こる肩こりと、枕・歯ぎしり・日中の疲労との関係性について、対処法もあわせて解説していきます。
肩こりは、姿勢の悪さ・冷え・眼の疲れ・体に合っていない衣類や寝具などにより、肩の負担が増加することが原因になる場合があります。なかでも、5時間~8時間という睡眠中にかかる負担は影響が大きく、頭・肩・首を支える枕による負担は大きく関係する可能性があります。どのような枕が適しているかには個人差があり、好みも影響しますが、一般的には、以下の条件を満たした枕が体に負担がかかりにくいといわれています。
なお、枕が高すぎると、顎が引けた姿勢になり、首が前に傾きます。この姿勢は、首の靭帯が伸び、肩の筋肉に力が入りやすいため、この姿勢のまま睡眠をとると睡眠中も緊張状態が続くことになり、肩がこりやすくなります。一方、枕が低すぎると、首が反ることで体より低い位置に頭部が沈みこみます。この姿勢は、血液が頭部へ流れやすく、この姿勢のまま睡眠をとると寝つきが悪くなりやすく、頭の重さが首にかかるため、頚椎への負担が大きくなる場合があります。
噛み合わせが悪い状態の人は、首・肩の筋肉が緊張しやすいといわれています。また、噛み合わせが悪い人は歯ぎしりをしやすい傾向にあり、睡眠中に歯ぎしりをすると、首・肩の筋肉がこわばり、肩がこりやすくなります。以下の症状があるときは、歯ぎしり・くいしばりをしている可能性があります。
歯科・口腔外科では、口内の健康状態に適した治療が受けられますし、就寝中に装着する歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)を作ってもらえる場合もあります。気になる人は、一度相談してみてもいいかもしれません。また、歯ぎしりやくいしばりはストレスと関係している場合があるため、こまめにストレスを解消し、リラックス・リフレッシュできる時間を増やすようにしてください。
日中に溜まった疲労を放置したまま就寝すると、体が緊張した状態のまま睡眠をとることになります。この状態は、就寝中も不要な力が入っている状態であり、体への負担も増加します。疲労というと肉体労働を連想する人もいると思いますが、デスクワークなど、座りっぱなしの人も注意が必要です。
パソコン作業による眼精疲労や長時間同じ姿勢が続くことによる体への負担、姿勢の悪さからくる負担など、デスクワークの人は疲労が溜まりやすくなる原因がたくさんあります。また、ストレスから歯ぎしり・くいしばりが増えることもあるでしょう。日中の疲労は、以下のようなストレッチ・ケアを取り入れることで、解消しやすくなる場合があります。また、散歩や軽い運動などを行って血行を促すことも、疲労解消につながり、睡眠の質を上げることにもつながります。
きちんと睡眠をとれていないと、疲労をきちんと回復できず、肩こりなどの不調を起こしやすくなります。また、睡眠は5時間〜8時間とることになるため、負担がかかりやすい状態で睡眠をとることも、肩こりに大きく影響する可能性があります。寝起きの肩こりが気になる人は、枕の見直しやストレッチなどを取り入れるなどして、早めに対策をとりましょう。ただし、肩こりは頚椎症や歯ぎしり、顎関節症などが原因で起こっている可能性もあります。慢性化した肩こりがある場合は、早めに医療機関に相談することをおすすめします。
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