記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/12/12
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
風邪で声が出なくなることがありますよね。声が出ない時に避けた方が良いことや対処法をまとめました。すぐにできることばかりですので、風邪を引いて声が出ない人は、早速実践してみてください。症状の改善に役立つでしょう。
風で声が出なくなっている時は、控えた方がよいことが3つあります。
風邪で声が出ないときは、なるべく声を出さないようにして喉を休めることが大切です。声を出すと、喉の炎症が長引かせる可能性があります。1日中話さないのは難しいかもしれませんが、時間があるときは筆談で対応するといった工夫をすると、声を出さなくてもコミュニケーションをとることができます。
風邪のウイルスは乾燥した空気を好むため、湿度が低いとウイルスが繁殖することがわかっています。湿度を50~60%に保つと、ウイルスの活動を抑えることができます。室内を加湿して、症状が悪化しないようにしましょう。湿度を保つと、喉だけでなく、肌の乾燥なども予防できます。
衛生面を考えると、加湿器が一番おすすめです。最近は手ごろな値段の加湿器もありますので、1台買っておくのもよいでしょう。
外出時はもちろん、寝るときにマスクをつけるのもおすすめです。
外出時にマスクをつけると、周囲の人にうつしたり、他の人から風邪などをもらってしまうことも予防できます。天候による喉の不調も防げます。
また、風邪で鼻がつまると口を開けて寝てしまうため、喉が乾燥しやすくなって炎症が悪化する可能性があります。このため、マスクをつけて寝るのはおすすめなのですが、マスクがない場合や、マスクをつけて眠れない場合は、かけ布団を口元まで引き上げて眠ることをおすすめします。首や喉が温まりますし、自分の息で布団の中の湿度も保たれるので、喉の乾燥を防ぐことができます。
使い捨てマスクなら衛生的にも安全ですし、メガネが曇らないマスクも販売しています。また、「濡れマスク」もおすすめです。
風邪で声が出ないときは、アルコールやタバコ、刺激物を控え、なるべく話さないようにしましょう。また、乾燥を防ぐため、加湿したり、マスクをつけたりすることも大切です。ちょっとした工夫をしながら、喉をいたわりましょう。
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